大いなる勘違い ~ 早稲田MBA奮闘記

早稲田大学ビジネススクール(WBS)での入学から卒業までの記録 + その後

ツイッターおさらい 3日漬け! (Day 2) ~ MBA勉強会に向けて

2010年06月19日 | ビジネス・スクール全般
第2日目は、「ツイッター創業物語とツイッターを使おう!」 です。

ツイッターは、ポッドキャスト(iPod等に音声を配信するサービス)を提供するOdeo社のJack Dorsey, ブログサービスの「Blogger」の創設者のEvan Williams、そしてBlogger開発チーム一員だったBiz Stoneの3人によって構想・開発された。
ちなみに、現在の社長はBiz Stoneである。

構想は、携帯電話の「SMS」(携帯向けショートメールサービス)から思いついたと、JackはLos Angeles Timesの記事で語っている。
コンセプトは、「Just "Status" for a while(その瞬間の状況)」のみを共有するコミュニケーションツールである。

Los Angeles Timesの記事(英語のみ)
Twitter creator Jack Dorsey illuminates the site's founding document.

Jack, Evan, Bizの3人は、その後、Twitterを商用化するためにObvious Corporation(現Twitter,
Inc.)を設立し、2006年6月に最初のTwitterを公開した。

2008年1月にはデジタルガレージ社の出資を受け、日本でのサービス開始(日本語版開始)を発表し、日本国内でも徐々に浸透し始めた。(尚、英語版でも日本語の送受信は可能であったので、一部の先駆的なユーザーは日本語版提供以前より利用しており、6月20日の勉強会のゲストスピーカーの中村仁さんもその一人です。)

ツイッターの人気を決定的なものにしたのは、(私の主観であるが)人物で言えば、オバマ米大統領、日本では勝間和代と孫正義、そしてデバイスは手のひらでつぶやける「iPhone」ではないかと思う。オバマ大統領はツイッターを巧みに選挙に活用し、シンプルなメッセージで直接国民に語りかける手法で国民の支持を集めた。日本では勝間氏が「ツイッターはすごい」と宣伝し、そしても自らもツイッターを利用したセルフブランディングに成功している。孫さんと、iPhoneとTwitterの親和性は言うまでもない。

歴史の話はここまでにして、では早速ツイッターを使ってみよう!

使い方は簡単です。(やることはシンプルにこれだけです)

① アカウントを取る
② とりあえず、誰か(有名人とか)をフォローしてみる。
③ 思いついたことを、つぶやいてみる。
④ 他の人がつぶやいているのを、真似してみる。
⑤ 手馴れてきたら、リツイートなんかしてみる。

こんな感じです。
基本的にルールはありません。メール送るより簡単です。
ただし、暗黙に様々なお作法があるので、他のつぶやきを見ながら覚えましょう。

全然、解説になってないじゃないかって?

公式ページに分かりやすく書いてあるので、私が云々書くより、こっちを見た方が良いかと思い。。。

◇ Twitter公式ナビゲーター「使い方ガイド」
http://twinavi.jp/guides/step1

勉強会の詳細はこちら



ツイッターおさらい 3日漬け!(Day 1) ~ MBA勉強会に向けて

2010年06月17日 | ビジネス・スクール全般
これは、今週行われるのツイッターマーケティングの勉強会に向けて、
特にツイッター初心者の方を対象に、
“にわか”知識を身につけてることを目的としています。
是非、知ったかできるようになろう!

◇◇◇ ◇◇◇

さて、ツイッターとは何だろう?

もともとは、今の“ステータス”を友人に伝えると言ういたってシンプルな発想から生まれたサービスでした。

Jack: What are you doing? (今、何をしてる?)
Evan: I just finished work today. (ちょうど仕事終わったところ)
Jack: Good! Let’s have a drink. (じゃぁ、飲みに行こう!)
Biz: Where you guys are? (お前ら、いまどこにいるの?)
Evan: I’m in the San Jose Park… (サンノゼ公園にいるけど)
Biz: Concert will be held there, tonight!! (今夜そこでコンサートやるよ!)

こんな感じで、「What are you doing?」から始まる“リアルタイム”のステータスを共有するコミュニケーションと言うコンセプトで作られたそうです。

Twitter のアイデアを書いたノートの写真↓(「STATUS」と言う言葉とmy.stat.usと言うURLの記述が象徴的です。)

写真をクリックすると大きな画像で見れます。

MSN メッセンジャーやAOL Instant Messengerなどの1対1のコミュニケーションと、SNSのようなコミュニティ内でのコミュニケーション、さらにネット掲示板のような多対多の簡易なメッセージ交換。

この3つを併せ持つ、シンプルなコミュニケーション空間がまさにTwitterであり、そこから生まれるコミュニケーションの伝播効果(口コミや噂の波及効果)が、恐らく創業者も予想していなかった程の“つながり”の世界を作っているのではないかと思う。

そのパワーは、単なる友人同士のコミュニケーションの枠を超え、マーケティングなどビジネス全般にも積極的に使われ、また使わざるを得ない状況になってきているのが現在の状況です。

ちなみに、上の会話のJack, Evan, Bizは、ツイッター創設者の3人の名前です。

では、簡単に用語解説

ツイッター: 140字以内で投稿できる「ミニブログ(米国ではmicro blog)」と呼ばれるコミュニケーションツール。

つぶやき: ツイッター上でメッセージを投稿すること(米国ではtweet(小鳥のさえずり)と呼ばれます)

リツイート: ツイッターのメッセージ上で「RT」と表記され、誰かがつぶやいたことに対する返信を意味します。

フォロー: 読みたい人のつぶやきをフォローすると、そのつぶやきを常時読むことができます。

フォローワー: フォローをしている人のことを指します。


第 2回は、「ツイッター創業物語とツイッターを使おう!」です。

勉強会の詳細はこちらです。
http://bit.ly/dfVk0p

記: Ken Murakami
http://creativethinking.jp

MBA勉強会「ツイッターマーケティング」の打ち合わせ

2010年06月10日 | ビジネス・スクール全般

6月20日に行われる、「MBAマーケティング&経営戦略勉強会」のゲストスピーカーである、株式会社グレイスの中村社長と打ち合わせをして来ました。



中村さんの会社が経営する六本木のお店「豚組しゃぶ庵」でしゃぶしゃぶの鍋を囲みながら、iPadを覗き込みながら打ち合わせ。

中村さんを含めて打ち合わせに参加した4人全員がiPhone + iPadユーザでした。
この写真の風景、なんだか異様な光景ですね。

中村社長は、非常に気さくで、そして超イケメン!(この写真からそのイケメンさが伝わるかなぁ・・・)

とにかく、お忙しい中、お時間頂けたことに感謝します。

「MBAマーケティング&経営戦略勉強会」の詳細は以下のJapan MBA Forumのページよりご確認ください。
第4回国内MBA交流会との同時開催になります。
ご興味のある方は、是非ご参加をお待ちしております。

Japan MBA Forum (J-MBA)
http://www.j-mba.net

☆ 筆者のホームページ
http://creativethinking.jp


ITマーケティングが面白い

2010年05月30日 | 早稲田MBA(授業)
WBSの「ITマーケティング」の授業が面白い。

授業をリードするのは、電通の子会社のディーツーコミュニケーション代表取締役社長の藤田明久氏。

授業スタイルは、ゲスト講師による前半のセッションと、藤田先生による後半の講義という形式。
毎週月曜日に19時から3時間の授業だ。(毎回3時間を優にオーバーし、23時近くになることが殆ど。)

ゲスト講師は、エンゲージメントマーケティングの第一人者、博報堂の川名周氏など、マーケティング界の多彩なゲストが呼ばれ、深い議論が交わされる。

授業は、「ITマーケティング」と言うタイトルが付いているが、必ずしもITに特化している訳ではない、ちょうど二週前に取り上げたテーマの「ニューロマーケティング」では、脳科学を取り入れた最先端のマーケティング手法を学んだ。

本授業は、ITを使って如何にマーケティングをするかではなく、インターネットの登場で人と人がこれまでにない形で繋がり合い、恐ろしいくらいのスピードで情報が波及する時代に、マーケティングがどうあるべきかを問う授業である。

UCCのツイッターマーケティングによる大炎上事件(注1)は記憶に新しい。
ネット時代のマーケティングは、その抜群の伝搬力により、企業にとってはもの凄いチャンスである一方、大きなリスクも抱えている。

そもそもマーケティングとは何なのか?
ネット時代に企業はどうマーケティングを展開すれば良いのか?
毎週、そんなことを考えさせてくれる授業である。


◇ 藤田明久先生のブログ

(注1)
徳力基彦氏のブログ『UCCのTwitterマーケティング炎上事例に見る、マスマーケティングとソーシャルメディアマーケティングの境界線』

CNET Japan 『必要なのは、担当者の人間力 - UCC上島珈琲がTwitterのPR活動で得た教訓』
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20408317,00.htm


☆ 筆者のホームページはこちら
(メールも受け付けています)




6月20日(日) 第4回 国内MBA交流会 開催

2010年05月29日 | ビジネス・スクール全般
第4回 国内MBA交流会およびMBAマーケティング&経営戦略勉強会を6月20日(日)に開催します。

これまでほぼ一人運営でしたが、今回からは正式に運営組織が発足し、Japan MBA Forum (J-MBA)として本格的に運営開始です。
さらに、今回は同時開催の勉強会の講師陣が凄い。これも自分一人ではできなかったことですが、仲間がいることのパワーの大きさをひしひしと感じています。

現役のビジネススクール学生、ご卒業されてご活躍されている方々、さらにはこれからMBAを目指そうと言う方、刺激を得られる良い機会になると思いますので、是非ご参加ください。

開催日:2010年6月20日(日)

勉強会:13:30~17:30 / 交流会 18:00~20:30
どちらか一方のみの参加でもOKです。

◆ MBAマーケティング&経営戦略勉強会 概要
テーマ:ツイッター・マーケティング~社会を変えるコミュニケーションの新潮流
受付開始: 13:30
時間: 14:00~17:30
場所: TKP銀座ビジネスセンター(ホール6A)
会費: 1000円
定員: 120名(定員になり次第締め切り致します)
※勉強会の講師は以下をご確認ください。

◆ 第4回 国内MBA交流会
受付時間 18:00
時間: 18:30~20:30
場所: トーキョーバンバン(Tokyo Vin Vin) 銀座有楽町
会費: 4000円
定員: 120名

■ 詳細およびお申し込みはこちら
http://www.j-mba.net

勉強会の講師/ゲストスピーカーについて

<講師>
家弓 正彦(かゆみ まさひこ)
グロービス経営大学院教授(専門:マーケティング)
株式会社シナプス 代表取締役

<ゲストスピーカー>
中村 仁(なかむら ひとし)
株式会社グレイス 代表取締役

プロフィール

家弓 正彦(かゆみ まさひこ)
松下電器産業株式会社にてFA関連機器のマーケティングを担当。市場調査、商品企画、広告宣伝、販売促進等、幅広い実務に精通する。その後、株式会社三和総合研究所に移り、シニアコンサルタントとして経営戦略・マーケティングに関するコンサルティング活動に従事。1997年、マーケティングのコンサルティング事業を展開する株式会社シナプスを設立し、現在、代表取締役として事業戦略、マーケティング戦略の構築、事業計画立案、マーケティングプラン策定、実行支援等を行っている。立教大学経済学部卒業。
共著「1998年日本はこうなる」(講談社)、「事業計画の書き方」(日本能率協会)等。最近はTwitter、mixi、Facebook等のネタで講演を行っています。
http://www.cyber-synapse.com/

中村 仁(なかむら ひとし)
1992年に松下電器産業に入社。1995年外資系広告代理店に転職、プランナーとしての経験を積む。2000年に有限会社晴山プランニングを設立、その後株式会社グレイスに社名変更し、飲食業に専念。現在、高級とんかつ店『西麻布・豚組』『豚組しゃぶ庵』、和風スタンディングバー『西麻布壌』『赤坂壌』の四店舗を経営。2011年に株式公開を目指している。現在ライフスタイルカンパニーを提唱し、質と価値を重視した新しい食のカタチを提案している。立教大学社会学部卒業。
著書:『右向け左の経営術―常識と戦え!』
日経BPムック『ツイッター会社と仕事はこう変わる』でツイッターの先進取り組み企業として紹介される。
http://www.grace.fm/

<勉強会の参考図書>
※あくまで参考図書です。
※勉強会では本を読んでいなくても参加できるようリード致します。

『Twitter社会論 ~ リアルタイム・ウェブの潮流』

『Twitterマーケティング 消費者との絆が深まるつぶやきのルール』

『ツイッターノミクス』


主催:Japan MBA Forum (J-MBA)
HP: http://www.j-mba.net
Official Twitter: JapanMBA

ニューロマーケティング

2010年05月24日 | 早稲田MBA(授業)
今日は久しぶりの休暇だったので、午前中から映画に行った。

何を見たか!?・・・「TRICK」です。

さすが堤幸彦監督、笑わせるところはちゃんと笑わせてくれます。
山田奈緒子X上田次郎のコンビも健在。こう言う緩い感じの映画、嫌いじゃないです。

映画で登場した上田次郎の本「IQ200」はAmazonで売ってませんでした。
ちなみに、「どんと来い超常現象」シリーズと「なぜベストを尽くさないのか」はちゃんと売ってるんですよ。
知ってました? ご興味のある人はこちら

帰宅後は、明日提出のITマーケティングの宿題に取り掛かり。

今回のテーマは「ニューロマーケティング」

ニューロマーケティングは、脳科学を応用した最先端のマーケティング手法です。
いまやマーケティングもサイエンスの時代です。
ビジネスと科学が融合する、なんだかワクワクしますね。

講義メモから簡単に、いまなぜニューロマーケティングなのか?

起きている現象

① アンメットニーズ(Unmet)の消滅
「ニーズ」から「ウォンツ(欲望)」へ →さらにもっと「あいまいな対象」へ

② 進歩史観的市場観の終焉
「右肩上がり」の終焉 ⇒ 「定常化時代」へ
「新しいものがより優れている」とは限らない時代へ
「近代合理主義」の終焉
・合理的選択から情緒的選択
・客観の重視から主観の重視

結果として、「不連続な未来」の発見が求められており、その為には人の見えている現象だけでなく、目に見えない現象を探る必要がある。

ニューロマーケティングは、その見えない現象を探る為の方法論の1つです。

興味のある方は、以下の本がお勧めです。
『買い物する脳 ― 驚くべきニューロマーケティングの世界』
マーティン・リンストローム (著), 千葉 敏生 (訳)



筆者のホームページはこちら

壁を壊す。~ フリーアドレス制

2010年04月19日 | 企業の話
本日の日経朝刊にDOWAホールディングスのフリーアドレス制の特集が掲載されている。

これは、昨年の「戦略とリーダーシップ」の授業で吉川社長本人が来て、DOWAの改革について語った内容の1つだ。

吉川社長が特に問題視してたのは、部門間の「壁」である。

この壁を取り除くために社長が一番最初に手をつけたのが、物理的な「壁」の破壊である。

パーティション、会議室、役員室、etc. ありとあらゆる壁を取り払って、フリーアドレス制を導入した。

最近では珍しくないが、DOWAのような老舗企業では異例のことである。


ところで、うちの会社もフリーアドレスである。外資系なので、それほど珍しくはない。

ちなみに、うちでは「シェアードデスク」と呼んでおり、「フリー(自由)」と言うより、「分け合い(シェア)」の概念である。

さて、人間とは不思議なもので、フリーな状況であっても、結局グループで固まり、そこに巣作りを始め、いつの間にか外部を寄せ付けない「壁」を作る。

上司も部下を出来る限り近くに置いておきたいので、自分の傍にいることを推奨する。

そしてさらに高い壁となる。

完全な自由な環境よりも、適度な束縛を好むと言うのが、人間の本質なんだろう。


  『壁を壊す』 吉川 廣和 (ダイヤモンド社)




色んなサークルがあるんですねぇ。

2010年04月11日 | 早稲田MBA(全般)


新歓の時期で大学はサークル勧誘で大賑わい。

それにしても色んなサークルがあるものです。






本日より本格的に授業開始

2010年04月10日 | 早稲田MBA(授業)
今日の6限の経営情報システム研究を皮切りに、本格的に今学期の授業が始まります。
今年は、修士論文という一大イベントが待ってますから、研究に軸足を置きながら進めて行かないといけません。
とは言いつつ、興味深い授業が満載で、なかなか捨てきれず。集中講義なんかも入れちゃったり・・・

リーダーに最も必要な能力は、「捨てる力」なり。

週3の講義と、週3の修論研究日、これで行きます。

(月)  ITマーケティング / デジタル時代の技術戦略と顧客戦略
(火) 修論研究
(水) リーダーシップ論 / 実践全社戦略
(木) 経営戦略演習(修論研究)
(金) 修論研究
(土) 経営戦略研究(修論研究) / 経営情報システム研究

(春期集中講義) マネジメントゲーム
(夏期集中講義) 知的財産マネジメント


春学期“Kick-off”飲み会(WBS同期会)

2010年04月08日 | 早稲田MBA(全般)
2年目の学期が始まります。
WBS同期生が集まって、新学期に向けて決起集会。
・・・と言ってもただの飲み会ですが。
エイ・エイ・オー! 今学期もお互い切磋琢磨し、頑張りましょう。





新学期授業開始「マネジメントゲーム」

2010年04月05日 | 早稲田MBA(授業)
春期集中講義「マネジメント・ゲーム I」

創業から5年間会社を経営する経営シミュレーション・プログラムを使ったゲーム形式の授業だ。
もともとMBA全日制の必須科目だったが、今年からMBA夜間主も受講できるようになった。

と言うことで、面白そうなので迷わず受講。

プログラムは製造業を想定して作られており、資本金5000万円からスタートし、まずは工場の建設と人材採用から始まる。
実際の会社と同じように、資金繰りを回しながら、販売計画を立て、生産・在庫管理をし、研究開発など更なる投資をしていく。
資金ショートし倒産したらその時点でゲームオーバー。

新入生と2年生の混合チームで全部で6チーム。

ゲーム開始早々、1チームだけ素晴らしいスタートダッシュで一気に業績を拡大し、最初慎重だった他5チームは完全に置いてけぼりを食った形となった。
使える資金調達手法を完全に理解し、序盤の積極投資。本当にお見事と言った感じだった。

で、置いてけぼりの僕らは、資金調達の仕方を誤り、序盤から資金繰りに窮した。
そこで出した結論が、研究開発を捨て、生産管理をきっちり行い、徹底したローコストオペレーション。そして、生命線は販売力&マーケティング力。
徹底的に市場や他社分析を行い、需要予測をし、安く作って上手に売る。・・・どこかの会社のようだ。

ただ、このマーケティング・販売戦略が功を奏し、3年目あたりから業績が急激に伸び、最後の方は面白いように戦略通りに進んだ。
最終的にスタートダッシュしたチームに売り上げシェアで、あと一歩及ばなかった。

この授業は本当に多くのことを学ばせてくれた。
また、WBSの新一年生と交流できたのも大きい。

それにしても、今年の1年生は素晴らしい。

財務の知識もあり、マーケティングもよく知っている。
さすが、年々厳しくなる入試を突破してきただけある。
すくなくとも、僕の1年目と比べたら、何倍も上だ。

・・・そして、皆積極的で熱い!

これから、彼らを通じて僕自身が教わることが、たくさんありそうで、
この新しいヒューマンネットワークに、今はとてもワクワクしている。





修士2年生!春学期の受講科目

2010年04月01日 | 早稲田MBA(全般)
漸くシラバスを入手し、受講科目を検討する。

1年目かなり多目に取得したので、取らなければいけない単位は修論研究用必修単位を除くと残り4単位。
実質2科目取れば卒業単位に達してしまう計算。

とは言え、シラバス眺めていると興味深い科目がたくさんあって困ってしまう。
なんか、昨年より科目や授業内容が充実しているような・・・

本来は修論に集中するため時間を作りたいのだが、
同じ学費を払うなら、取れるものは取っておこう。(もったいない症候群)

で、結局こうなってしまいました。
Too Manyなので、1週間受けてみてどれか削るつもりです。

(月)  ITマーケティング / デジタル時代の技術戦略と顧客戦略
(火) ベンチャー企業の創出
(水) リーダーシップ論 / 実践全社戦略
(木) 経営戦略演習
(金) 顧客関係マネジメント
(土) 経営戦略研究(プロジェクト研究) / 経営情報システム研究

上記に加え、

(春期集中講義) マネジメントゲーム
(夏期集中講義) 知的財産マネジメント

─ 計22単位 ─



SIMフリーでユーザはどう動く?

2010年03月29日 | 経営戦略
SIMフリーでユーザーは、キャリアは、そしれ端末メーカーはどう動くだろうか?

携帯電話において、ユーザーに縛りを掛けている、つまりユーザーのスイッチングコストを上げている要因は、主に次の3つだろう。

(1) 電話番号 (2) メールアドレス (3) 各キャリアのサービスプラン

このうち、(1)の電話番号は、MNP制度でキャリアを変えても変更しなくて良くなった。
一方、仮に自分が加入する以外のキャリアでお気に入りの端末が出たとしても、乗り換える場合(2),(3)は引き継がれない。 このことが、ユーザーの利便性を阻害すると同時に、携帯電話端末メーカーはキャリア依存が強まり、端末のユニーク性・革新性によるユーザーの獲得を怠たり、世界から遅れを取ってきたと指摘する声も多い。

そこで議論されるのが「SIMフリー」だ。

SIM(Subscriber Identity Module)は、携帯電話の所有者情報を認識するICチップ(写真)である。

海外ではこのICチップを携帯電話端末に差し込むことで自分の携帯として使えるため、加入しているキャリアを変更することなく (つまり、上記(1)(2)(3)をすべて引き継いで)、どのメーカーの携帯端末でも利用することができる。この状態を「SIMフリー」と呼ぶ。 一方、日本でも同様にSIMを内蔵しているが、キャリアごとに制限(ロック)がかかり、キャリアを超えて端末を利用することはできない。(各キャリアの規約には、同キャリア内であっても正規の機種変更以外は利用を制限すると書いてある。)

言い換えると、「SIMフリー」の導入は、一種の市場開放化政策であり、ガラパゴス化した日本の携帯のジレンマを一気に解消する特効薬のように見える。

SIMフリーは、ユーザーにとっては、携帯端末の選択に自由度を与え、利便性をあげることは疑わない。

しかし一方で、携帯端末メーカーの過当競争が始まり、優劣がはっきりとしてくることが予想される。メーカー間の勝ち組・負け組が明確になり、負け組は市場撤退を余儀なくされる。

韓国や台湾など海外メーカー攻勢も激しくなるだろう。

さらに、キャリア間の競争も激化する。

現時点での通信エリアや電波状態からすると、ドコモが優勢となる可能性が高く。auやソフトバンクは、顧客を維持するためには価格競争を余儀なくされるであろう。それを避けるためには、月額使用料以外の収入源を確保する収益モデルを早急に構築する必要がある。

SIMフリーはユーザー側にとっては当面の便益は大きいが、結果として日本の携帯端末メーカーの衰退やキャリアの衰退にもなりかねない危険性もある。

ただ、これまで保護され蜜月の関係だったキャリアとメーカーに対して、市場開放によって試練と刺激を与えることも必要であろう。そうしないと、日本からiPhoneのような革新は生まれてこないと思う。


SIMカード

「携帯電話のSIMロック解除を検討へ - 総務省が公開ヒアリングを開催」 CNET Japan 2010/03/29




満員御礼!国内MBA交流会&勉強会

2010年03月28日 | ビジネス・スクール全般
3月27日に第3回目となる国内MBA交流会を無事に開催することができました。

全国のビジネススクールの在校生・既卒生および新入学生がご参加頂き、過去最多となる20校の参加となりました。

また、同時開催した「MBAマーケティング&経営戦略勉強会」では、今話題の『FREE』を題材に、ビジネススクールの枠を超えて、様々な業界の様々な職種の方々から、さすがMBAと言う感じで、活発な意見が飛び交い、みっちり3時間、最後は時間が足りないくらいでした。

特に、ケースで取り上げたマクドナルドの“無料コーヒー”戦略では、まったく予想もしていなかったのですが、マクドナルドでプライシングを担当していたと言う方がいらっしゃり、他では聴けない貴重な話を伺うことができました。

久しぶりに充実した時間を過ごすことができたと、主催した人間が言うのもなんですが、自負しております。

これも、ご参加頂いた皆様のご協力のお陰です。
本当にありがとうございました。

次回はさらに価値のある時間を提供できるよう、努めさせて頂きたいとお思います。

「国内MBA交流会」および「MBAマーケティング&経営戦略勉強会」の詳細は以下のURLよりご確認いただけます。

http://mba.creativethinking.jp



秋期成績表

2010年03月22日 | 早稲田MBA(全般)
秋学期の成績表を事務局に取りに行った。

無事に単位が取れたので、まずは安心。

思っていたのよりも良かった科目もあれば、期待と外れた科目もあった。
こればっかりは何とも言えないし、終わったことはあれこれ考えても仕方ない、次回への反省材料として結果をそのまま受け入れよう。

成績に一喜一憂するまもなく春学期の開始がもうすぐそこ。
そろそろ気を引き締め直して、勉強に取り組もう。