経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

対応、その本質

2010年03月14日 | Weblog
昨年は、これまでにない景気に、どこへ行っても厳しい状況との声。
小さな企業は、耐えられない、という声。
一方、大企業からもそうした声はしきりに発せられる。

しかし・・・、と続ければおしかりを受けそうだが、
これまでも多分いこれからもそうした状況を繰り返して、
ここまで来れたしこれからも進むのだと、そう思います。

ではどうしたらいいか。
これには、これさえを守りいけばいい、というものがある。
ところがそれがなかなか守れない。
だからわからなくなってくるといえます。

ではこれさえを守りいけばいい。
これをかりに、「たった一つの原則」と呼びます。


自分の意思に無関係に変化するすることに合わせ、
対応なんて考えたら、
自然と環境と経済情勢とライバルを皆的に見立てたとおなじこと。
迷うだけでは済みません。揺れる綱から落っこちてしまう。

だからそれらは無視すれば、元々存在しないことと同じになる。

競合がどうであろうと、他人がどういおうと、
理想がどうであろうと無視する。意識しない。考えない。
ちらっとその気配を感じたら、振り払う。

それでも頭の隙間にそれらが入り込んでくる。
ですから、その隙間に意識して別のものを流し込んで埋める。

具体的には、ただただ、お客様への対応にひたすら。
お客様に良かれと思うことを、できる範囲でやり続けることです。

大きくすること、生き残れるかなぞ案じないことです。
そんなことを考える隙間が生じないぐらい夢中に、
ひたすら、他者(お客)の得することを考え続ける。
瓶にコーラをいっぱい入れると牛乳や酒は入らない。

地上30メートルの高さを綱渡りしているとき、
そうした状況にある自分を意識し、下を見たり考え込んだりでは
綱から落っこちてしまう。
だから向こう岸のお客さんの拍手をゴールと考え、
それに向かってひたすら進む。これです。


ただし、おもしろくなかったり楽しくなかったりしたら、
「風邪でも引いたのかな」とでも思い軽く心のチェックをして微調整する。
肝腎なことは目標は強く、それも強烈に持つ必要があります。

その目標が自分に関連していたら、綱が揺れ出す。
で、「お客様の喜びを年々倍加する」といったことにおく。
最終目標は「5年後お客様の喜び率100%」とでもしておく。

これは曲げない。譲らない。
その上で「今年の目標、リピート率31%」といったことでも
中間に、短期的な目標とする。

これが私の考える、今、そして今後の対応の本質です。

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