経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

崩壊の原因

2006年06月08日 | Weblog
 会派の崩壊や分裂や脱退の現象は異質性の集まりであることを忘れ、あるいは錯誤し、同質性を求めたか、組織が大きくなりすぎ、リーダーの度量の幅を越えたか、のいずれかになろう。
 
戦略は同じで戦術は個々異なる、という極く当たり前の原則を忘れた組織が存立し得るわけはない。 素晴らしい人生を過ごしたいと念じる人生戦略には共通性があっても、その実現の手段たる戦術はことなることの方が当たり前であり、同じである方がおかしいのである。なのに戦術のレベルで同質性を求めてしまい、自らの組織体を崩壊させてしまうのは本質原理をわかっていないか、度量の狭さが原因している。
 
繰り返すが、意見が違うから争ったり別れる、というのは正に本末転倒、戦略と戦術の取り違えである。共通要素は事前に認識したうえで、個々それぞれ違う部分があるからこそ、人は群れ、集まり、○○会派に参加してきているに違いないからである。

すべからく、戦略と戦術の取り違えが崩壊の原因なのである。


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