経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

栢野先生へ

2004年12月23日 | Weblog
 最近は、講演やセミナーの後。何処でもアンケートを取るようになりました。この結果をを私たち講師が見ると、時には腹も立ちますが、それ以上に、勉強になります。ところがこれも主催者が見ますと、次に呼ぶかどうかといった判定資料になるわけです。言い換えると講師の人気ランキングになる、といえます。そのことは講師もわかり、意識しますから、ついつい受講生におもんねたり、迎合したり、そこまでいかずとも、主体者、お客様である受講生の投資に対して、どれだけの見返りを差し上げるか、という本来をはずした。いわゆる「受けのいい内容」のものになってしまいがちです。他の人のことをを申し上げているのではなく、私自身の心の揺らぎを申し上げています。
 主催者が、そのことをわかっていないと、担当がわかっているの人でないと、栢野先生が言われるようにああした押さえる講演は、めったにやっちゃいけません。恐いです。確実に仕事場が狭くなるからです。
 ですから真のプロは、会場で、キーを合わせられるかどうか、どこにキーを置くか、そして終わってその後、アンケートの結果ではなく、参加者の実利がどれだけあるか、という処を念頭に置いてやっているのですが、はて私の場合、残された人生で出来るかな、というのが正直なところです。

 こちらから見た誤解は、お客様から見たら正解です。私の今の力では50人いて、1ー2人の方とだけ、私も正解、受講生も正解というのががせいぜいでしょう。さらに実利になりますと、友人の梶谷さんみたいに15年迷ってやっと得たという苦労・努力人もいれば、瞬時、1週間もかからず、という人もいます。どちらがいいと言うことでは、決してありません。でもそれらを合計しても1%、高くても消費税なみ、それぐらいです。
 確率が低くければ、率を高める努力の方向と、分母を増やす方法があります。たまたま私は旅が好きなことと。努力が嫌いなので結果のとしての、カモメと海猫の下北半島まで広げざるを得なかったんだ、ということです。
 早い話が、地元で評判悪く、食えなければ、悪評が聞こえぬ地へ流れる、というのは昔から、悪人ども採っている戦術です。彼らの知恵から私が学んだに過ぎず、「狭地深耕か広地浅耕」かといった高邁な,マーケット理論を持ち出すまでもないこと。
 栢野先生の方が正解で、うらやましくも思います。
 
 
 

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