経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

羊たちの等式-4

2006年02月20日 | Weblog
一対一の勝負に持ち込んだにしても、相手より弱かったんでは、どうしようもない。

 ところでこの協力関係、という言葉。これもずいぶん考えてきたんです。なぜ人は協力関係を是としなければならないかってこと。なんとなくわかったきはしていたのですが、私が欲しかったのは、自分が納得いくその根拠です。人はなぜ協力が必要か、って設問を立てて、そのことを考え続けてきました。それで次に、そのことに触れてみます。
 
 結論から言いますと、人間は、神仏と違って、不完全であるがままをもって生きることを前提に作られている、ということです。だから補完しあうことが必要なのです。この補完関係こそ協力の本質なのです。
 
 人間は、不完全だからこそ、己を高め学び、足りないところを補う必要がある、という風にほとんどの人が受け取られています。足りないから、欲しがる。自分にないものを欲しがる。それが人間としての進歩発展。私もそう信じてきました。
 
 ところが、もう17-8年前、「それは違う、なぜなら人間が完全を目指せば、他人を必要としなくなり社会システムが崩壊する。またこれは神仏に近似することで、神仏が嫉妬するので、そのため人は早死にする」、こうした説を、産能大経営学部教授 石尾登先生の遺稿「片の哲学」で知ったとき、自己研鑽によって神仏にとは言わないまでも、少しは立派になれる、といった思いに挫折感を覚えていた私は、驚愕しました。そして、「これだ!」と叫びましたね。
 
 そして、その瞬間、私の設問は、、、、(次に続く)


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