経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

真パレアナの研究-33

2014年07月03日 | Weblog

こと自分のことになるともういけません。
些細なことが地球を動かす大事件に思われるぐらい
わからなくなります。

また、日常性のことの方に普遍性があるのに、
人はとかく特殊性に関心を向ける傾向にあります。

今あるもの、今持っているものに対する関心より、
ないものを欲しがり、あこがれ、求めようとします。

そのことにより人類は文明を進めて来たわけですし、
人が進歩発展してきた原動力となったわけですから、
それを悪いとは決して思いません。

それどころか、これからも必要不可欠なことだと思っています。
しかし、そのことだけに夢中になりすぎ、
急ぎ足で駆け抜けてきたために、
私たちは、日常性の中にある沢山の宝を置き去りにしたり、
今をおろそかにしたり、見過ごしてきたことも否定できません。

観光ツアーで名所だけを駆け足で見て、
その土地の肝心なものは見落とししている。
また、それがその土地の全容だと思い込んだり、
といった経験は誰しもあるのではないでしょうか。

陰だけをみて、陽をみない。
いやな側面をみて、別の側面をみようとしない。
どちらが主流か、ということを考えることは、
言い換えれば客観的にものを見る、
判断するということになります。
続き。

本文に戻りましょう。
パレアナは、
「おじさん、難しい顔をして狭い世界に閉じ込もって
考え込んでいらっしゃるけど、気をつけてみてみたら
(日常の中には)太陽が照っていたり、そこら中に
いろいろな楽しいこと、嬉しいこともありますよ。
客観的にみてどちらの世界が広くて主流なのでしょう」
って、言っているのですね。
こんなところにも、脳力開発の考え方が役だっている。

続く