経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

脳力開発エクササイズ

2014年04月29日 | Weblog

勝ち組、負け組という言葉は嫌だ。
だが、このように対比して、
その理由から、原則なものを取り出して
みてみることは大切なことと考えている。

代わる言葉を、ここでは「良い企業」という意味で、
当て字的に「価値企業」と置こう。
    
価値企業に共通しているものは何なのか。
まず言えることは、経営者の人間性なり個性なりが、
明確に建物、商品の品揃え・陳列、サービス、料理などに
はっきりと表現されており、いわゆる経営者の意志が
見えることである。

私、思うに価値企業では大々的な宣伝に依存ではなく、
来店経験者によるクチコミの拡大に
最大・細心の苦心を集中している。

チラシやパンフレットひとつを例にとっても
きめ細かな配慮がされている。
特に顕著なのはオリジナル性が高い点で、
業者任せにしていない。
手作り100%でないにしろ経営者の個性や思いが伝わる。

だから、金曜日みたいに何十枚と折込が入るときでも
「ああ、あの企業だ」と、すぐ認知される。

この点、その他の企業は、どこかで聞いたような、
見たような感じで全体に埋没してしまっている。

如何に中身が激安であろうと、チラシ自体をみてもらえない、
ときには嫌悪されるといった全体の感じで、
すでに勝負が付いている、と言ってよい。

さらにいくつか事例をあげてとおもったが、やめる。

こうした、全体と個、長い目、短い目で
よい企業、価値企業と見るに値しない不価値企業と
いったように、対峙的な視点から、物事を見る習慣
これが、脳力開発のエクササイズの定番なので、
気が向く方は、やってみられたらいい。

加えて、メデアが褒めていたら、その反対を。
人が非難していたら、いいところをみてみる。

半年も続ければ、ずいぶんと選球眼が鋭くなっている
ご自分に気が付かれるであろう。