経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

信頼関係

2014年04月28日 | Weblog

人と人との関わりを中心に据えて、
きちんとそのつながりの有無を押さえた上で、
虚の部分を実として確認する。
このことが不可欠になる。
面倒、大変な作業である。

だから通常は、これをたいてい省略する。
省略には、当然大きなリスクが想定されるわけだから、
当然、省略する条件がある。
それが、かねがねからの人間関係である。
信頼関係である。

お母さんが毎日出す料理は、家族の誰しも安心して食べる。
ところが同じ料理でも、これまで見たこともない人が、
突然台所へ来て、作ったものはそうはいかない。

お店には、大なり小なり上の例の後者のもつハンディがある。
だから、これをどうしたら、前者(お母さんレベル)へ
持って行くかが、営業の本質ということになる。

虚を実に持って行く作業こそ、
経営の主なる流(なが)れでなくてはならない、
と私は考えている。

だが、現実の流れは、合理化、能率化と称して、
実を虚にということが目立つ
というのが、現場での私の実感である。

このことは、今朝の新聞に入ったチラシを叩き台にして、
それを虚実の視点から点検してみたら、理解いただけよう。