経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

これで3倍

2011年02月18日 | Weblog
本来は、お客が抱く疑問から発せられる
質問に一問一答の形で答えるのが接客。
その役割を担うのが、販売員である。

しかし、それを口に出して問いただすお客が全てとは、
言い難いし、むしろ少数派であろう。

それに沢山のお客に対応するだけの要員を配することは、
コスト情の問題もあり、現実的ではない。

それで代替として、
プライスカード、ショーカード、サインボード、
ということになる。
念押ししておきたい。販売員の代替賭してのこれら。
すなわち販売員の役割に変わるものとしての
プライスカード、ショーカード、サインボードである。



それをどうだ。

大根山積みの上に「大根、劇安98円!」

人参に「とれとれ、人参5Pで118円」

エンドでは、袋入り珍味、よりどりみどり
「お値打ち商品が、どこより安い!3袋980円」、

(お客の声なき声)
大根と人参の区別がつかないお客がいようか。
まったく意味のない、ムダなことに経費をかけている。

お値打ちかどうかは、買い手の判断。
どこより安いかどうか、調べての上か。いい加減いうな

こうしたことがじわじわ効いて売れなくしている。


そこへ、
「宮崎・高原産、青首大根」、
「辛いのでお煮染めか、スパイス代わりに最適」
といったにショーカードを付ける。


そのポイントはなにか。
1-お客様の選択に役立つための情報提供を発信すること
2-お客様が迷われるであろうこと、疑問に思われること、
すなわち、対面なら質問されそうな質問を想定し、
それらをプライスカード、ショーカード、サインボードに担わせる.


これである。
私の実験では前者と比較して3倍売れる。