経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

「大欲をもって欲しいのです。」

2004年12月20日 | Weblog
うるさいことを言いましたが、これはあなたと社にとって、さらなる飛躍のチャンスだから、と考えているからです。

 こうした大災害、大危機の時は、不謹慎のそしりをあえて無視して言うなら、経営者にとっては、経営戦略的に千載一遇の大チャンスなのです。
 皆の心がすさみ、住民がご苦労されている中で、焼け太りをといったよからぬことを考える人、や金にがつがつする人たちがいる。そこにあえて美しい商人を演じるとしたらば、間違いなく人々の感謝と賞賛を得られる。かって小さい頃のヤオハンがそうでした。最近では三原のサービスセンターの伊達さんがそうです。自分のことより、地域の人たちを案じて、行動された。白圭の言う「助けた者は、助けた人に救われる」という、人生の至言を確信し、なにのためらいもなく行動に移された。
 それを目先の利を取り合いするようでは、敵を増やし、陰で誹謗され、ことの次第では地域、消費者から背を向けられかねません。飛躍のチャンスを逃すだけでなく、後々の命取りになる。そのことを案じてうるさく申し上げているのです。
 経営者は、こうしたときこそ大局的、戦略的観点から、今を捨てででも、後の信用という巨利を得るという大欲者であるべきです。
 そうした経営者でなければ、これから企業を発展させることは出来ない、というのが私のスタンスです。ですからきれいごとで申し上げているのではないのです。
 来永劫的繁栄を望むなら、戦略として、そこまで読み、計算し、今なにを、度婦なしたがベストかを考えるべきなのです。このことは歴史が示していることです。
  人間としての器に商人としてのたくましさ、そして戦略の妙を上手に使いこなせる、さらなる大きな経営者になっていただきたい。来年はその第一歩、やろうじゃありませんか。真の経営者、大商人白圭を目指そうじゃありませんか。
 それでは1月14日、白圭塾でお会いしましよう。