「CD出さずに武道館!」
いつもライブで言っていた彼の決め台詞。
ライブでしかチョップの面白さは伝わらないので
彼のジョークであり本気でもあったキャッチフレーズ。
「あの人を武道館へ・・・」
ただ連れて行くなら簡単なこと。
私と息子と仲間達と写真でも持って
「ほ~ら~、武道館だよ~来たいって言ってたよね~」
とか言いながら、武道館を眺められる場所で
皆でワイワイお酒でも飲んだらいい。
(それはそれで楽しい気もする・・・)
電車でも自転車でもすぐに行けてしまう武道館だけど
私は「あの人」が死んでから一度も行っていない。
あえて・・・
「あの人」はそんな簡単な人ではない。
言うことも行動も、軽~く、くだらな~く見せておいて
全て裏に意味があり計算し尽くしてのこと。
だから、意味を紐解きたい。
なぜ、命にかかわるガンだとわかった夜にパーティーをしたのか?
なぜ、沢山の写真や映像を残したのか?
なぜ、可愛い盛りの息子と可愛い盛りの?妻を置いて仲間と旅行に行っていたのか?
なぜ、バンド・チョップ名人を続けたのか?
なぜ、無理をしてまでツアーに出たかったのか?
なぜ、痛み苦しみに耐えながら仲間に会いに行っていたのか?
なぜ、どんなに辛い時でも病院に来るお見舞いの人を断らなかったのか?
なぜ、私にしか激痛に苦しむ姿を見せなかったのか?
なぜ、生き抜くと約束をしたのに10月に遺書を書いていたのか?
遺書に残る言葉の意味とは?
この5年、これらの疑問を宿題のように片付けながら
答えの奥にある意味を探してきた。
「あの人」はきっと私に
「おまえは、本当に浅いなぁ~。オレを信じてない。わかってない。」
とダメ出しをしていただろうなぁ。と思う。
MPTのメンバー達に私の頭の中を整理してもらい
日々、様々な角度から突き詰めて考えるうちに
1つの映像が見えてきた。
楽しく生きる為の 『種』 を手渡ししている「あの人」の姿が・・・
「オレは、時間がない。だからオマエらに渡しておくよ。」
限られた時間の中で彼は、自分の出来る事を順序立ててやり続けた。
「笑い」「愛」「友情」可能な限り最大級の行動をとって沢山の種を撒いた。
そしていよいよ時間が無くなって来たのを感じた時
自分の言葉をノートに残す事や大切な人達と会うことによって
『種』を手渡しする道を選んだんだ。
この映像が見えた時、私のわだかまりも解けた。
なぜ、家族との時間を割いてまで・・・という部分の。
ちっぽけな私が「あの人」の死を1人では受け止められないってことを
わかっていたんだ。
ガンとわかった日も死ぬ瞬間にも仲間達にそばにいて貰えるように
考えてくれていたんだ。
そして「あの人」自身が皆の手の中で死んで行きたかったんだ。
それが夢だったんだ。
私は『種』をやや多めに渡された。
多くの人に撒かれた『種』は、あちらこちらで成長し花を咲かせる。
その花は、どんな大きさ、どんな形であれ生きている眩い輝き。
生きている証。
そして会議の中で、チョップ名人のメンバーだった み~た から大切な言葉を貰った。
「あの人」が話していた「笑」をやる意味。
【 笑いがあるところに、争いは起きない 】
私は、『種』をどんどん増やして武道館へ行きたい。
いつもライブで言っていた彼の決め台詞。
ライブでしかチョップの面白さは伝わらないので
彼のジョークであり本気でもあったキャッチフレーズ。
「あの人を武道館へ・・・」
ただ連れて行くなら簡単なこと。
私と息子と仲間達と写真でも持って
「ほ~ら~、武道館だよ~来たいって言ってたよね~」
とか言いながら、武道館を眺められる場所で
皆でワイワイお酒でも飲んだらいい。
(それはそれで楽しい気もする・・・)
電車でも自転車でもすぐに行けてしまう武道館だけど
私は「あの人」が死んでから一度も行っていない。
あえて・・・
「あの人」はそんな簡単な人ではない。
言うことも行動も、軽~く、くだらな~く見せておいて
全て裏に意味があり計算し尽くしてのこと。
だから、意味を紐解きたい。
なぜ、命にかかわるガンだとわかった夜にパーティーをしたのか?
なぜ、沢山の写真や映像を残したのか?
なぜ、可愛い盛りの息子と可愛い盛りの?妻を置いて仲間と旅行に行っていたのか?
なぜ、バンド・チョップ名人を続けたのか?
なぜ、無理をしてまでツアーに出たかったのか?
なぜ、痛み苦しみに耐えながら仲間に会いに行っていたのか?
なぜ、どんなに辛い時でも病院に来るお見舞いの人を断らなかったのか?
なぜ、私にしか激痛に苦しむ姿を見せなかったのか?
なぜ、生き抜くと約束をしたのに10月に遺書を書いていたのか?
遺書に残る言葉の意味とは?
この5年、これらの疑問を宿題のように片付けながら
答えの奥にある意味を探してきた。
「あの人」はきっと私に
「おまえは、本当に浅いなぁ~。オレを信じてない。わかってない。」
とダメ出しをしていただろうなぁ。と思う。
MPTのメンバー達に私の頭の中を整理してもらい
日々、様々な角度から突き詰めて考えるうちに
1つの映像が見えてきた。
楽しく生きる為の 『種』 を手渡ししている「あの人」の姿が・・・
「オレは、時間がない。だからオマエらに渡しておくよ。」
限られた時間の中で彼は、自分の出来る事を順序立ててやり続けた。
「笑い」「愛」「友情」可能な限り最大級の行動をとって沢山の種を撒いた。
そしていよいよ時間が無くなって来たのを感じた時
自分の言葉をノートに残す事や大切な人達と会うことによって
『種』を手渡しする道を選んだんだ。
この映像が見えた時、私のわだかまりも解けた。
なぜ、家族との時間を割いてまで・・・という部分の。
ちっぽけな私が「あの人」の死を1人では受け止められないってことを
わかっていたんだ。
ガンとわかった日も死ぬ瞬間にも仲間達にそばにいて貰えるように
考えてくれていたんだ。
そして「あの人」自身が皆の手の中で死んで行きたかったんだ。
それが夢だったんだ。
私は『種』をやや多めに渡された。
多くの人に撒かれた『種』は、あちらこちらで成長し花を咲かせる。
その花は、どんな大きさ、どんな形であれ生きている眩い輝き。
生きている証。
そして会議の中で、チョップ名人のメンバーだった み~た から大切な言葉を貰った。
「あの人」が話していた「笑」をやる意味。
【 笑いがあるところに、争いは起きない 】
私は、『種』をどんどん増やして武道館へ行きたい。