Jariaの玉手箱【更新終了】

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南海 Pitapa機能搭載「minapitaカード」のラッピング列車を運転

2006年04月14日 23時48分14秒 | 大手私鉄関連ニュース
関連:
南海電気鉄道ホームページ:「minapita」ラッピング列車を運行(PDF)


さて、いよいよこの夏から鉄道全線でスルっとKANSAI系共通カード「PiTaPa」の利用が可能になる南海電鉄。
同社ではこれに先駆け、PiTaPa機能を搭載した南海グループカード「minapita」をアピールするラッピング列車を運転すると発表しました。

今回ラッピングがなされるのは、1000系車両6連2本の計12両。
運転期間は南海線が4月14日から、高野線が4月17日からそれぞれ1年間となります。

その他、詳しいことは関連のリンク先を御覧下さい。

ところで、最近は規制緩和の影響もあってか、ラッピング車両を全国各地でよく見かけるようになってきました。
特に、普段から乗りなれている路線でこういった車両がやってくると、何だかちょっと得したような気分になります。

ただ、鉄道会社側がひとつ気を付けなければならないのは、こうやって利用者が広告に注目しているのは、広告車両がその路線の車両の中で異彩を放っていて、利用者の関心を引くからに他なりません。
テレビCMで言えば、セガの湯川専務シリーズだとか、全面黄色のテニスコートでテニスをしているシャチハタのCMみたいなものです。
しかし、こういうものも周囲に似たようなケースが増えてくると、目立たなくなる分、どうしても効果が薄くなってくると考えられます。

今ではすっかり広告車両天国となった山手線などは、インパクトの強さ(つまり普通の車両と比較した場合の、広告車両の相対的な目立つ程度)が、広告車両初導入の頃に比べて弱くなっているように感じられてなりません。(あくまでも私の主観でしかありませんが)

こうなると、あとはテレビなどと同様広告主の工夫次第なのですが、JRなどは安全対策の面から車両側面の広告に厳しい制約がある為、難しくなる面もあるのです。

山手線の様に利用者が非常に多い場合は、マスメディアの広告と同様に、多少印象が薄くなっても広告としては十分成立するのかも知れません。
しかし、それ以外の路線の場合、特に車両カラーがブランドイメージとなっているであろう大手私鉄については、導入時に通常車両との両数バランスを十分考慮する必要があるのではないかと思います。

まあ、山手線なんかを別にすれば、JRも大手私鉄もまだまだ広告としてのラッピング車両は需要も少ないですから、今はあまり意識しなくても良いと言えばそうなるんですけどね。


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