火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

えっ!ドイツ火星協会が・・・

2020-06-26 00:41:57 | 火星大気

松村武宏さんが6月24日付けのSoraeでドイツ火星協会のプロジェクト「ARCHIMEDES」について記事を書いてます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0cfe65b5fb62a33c238a5d6362e63546a0cae7d2

最初は、いよいよ「ARCHIMEDES」が現実化するのかと思いましたが、でも何らかの進展があったのでしょうね!
今後、要注目です!
ドイツ火星協会のもともとのアイデアでは、直径16mと10mのバルーンがありましたが、Soraeの記事では、10mのバルーンに絞られたようです。
このバルーンに観測機器を乗せて上層から地上までの大気の観測をじっくり時間をかけて行うということですね。
それにしても、いろいろなアイデアがあるものですね~

周回機は、火星の周回軌道に入るために火星の大気を減速に利用することがあります。
また、着陸機は、火星大気に突入して高温に耐えながら減速して、数分で地表に降り立ちます。でも、どちらも大気を上層から地表まで詳しく観測することは出来ないのです。
そこが、「ARCHIMEDES」のアイデアですね。
10mのバルーンだと大気突入から地上まで30分から1時間かけて降りてきて、火星大気を観測できるとのことです。
16mのバルーンだと数時間かけて地上まで降りてくるようです。

ドイツ火星協会の「ARCHIMEDES」に関するサイトは、こちらです。
https://www.marssociety.de/en/the-archimedes-mars-mission.html

ドイツ火星協会の「ARCHIMEDES」プロジェクトは、2001年から始まっているんですね。
私自身も以前聞いたことがあったのですが、すっかり忘れていました。

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モールが地表面下に・・・

2020-06-08 00:48:12 | InSight

6月3日付けのDLR(ドイツ航空宇宙局:Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt)の「InSightミッションログブック」によりますと、InSightのHP3のセンサーであるモールを地表面下まで押し下げることが出来た!ということです。

本来ならば、下図のようにモール(温度センサー)は、地表面下5mの位置に配置されているはずでした。

(C)DLR(CC-BY 3.0)

目論見では、モールが地面との摩擦力を利用して掘削用のハンマーの作動によって、地下5mまで潜っていく予定でした。
しかしながら、周りの地面との摩擦力が十分でないためと、予想より硬い地盤の影響で潜っていくどころか、はじき返されたのです。
そこで、地面との摩擦力の替わりとして、モールの後ろにInsightのアームの先についているスクープの底を押し当てることでモールが地表下に潜り込んで行く「the 'back-cap push'」という作戦を実行しました。
その結果、Sol 458(3月11日)に地表から約7センチメートル上にモールの後端があった状態からスタートして、11週間にわたる6サイクルのハンマリングの結果、Sol 536(5月30日)にモールを押していたスクープが地表面と接触するところまでモールが地表下に潜ったとのことです。

これからは、スクープの先端を使ってモールがさらに深く潜っていくサポートを実施する予定です。
DLRでは、難しい作業であるが出来ないことではないと、自信を示しています!

詳しくは、DLR-Blogs「Logbook entry 3 June 2020」をご覧ください。
https://www.dlr.de/blogs/en/desktopdefault.aspx/tabid-5893/9577_read-1090/

*進展しましたね!関係者の粘り強い活動の成果だと思います。
 モールよ!5m地下まで潜ってくれ!

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閉鎖実験の進展!!

2020-05-25 09:55:05 | 火星への道

(C)Institute for Biomedical Problems/NASA
上図は、2019年の閉鎖実験参加者

NASAがモスクワのIBMP(the Institute of Biomedical Problems)での男女混合・国際チームのメンバー募集を開始するそうです。
https://www.nasa.gov/feature/nasa-seeking-us-citizens-for-social-isolation-study-for-moon-and-mars-missions/
ーーーー以下、引用ーーーーーーーーーーーーーー
残念ながら、募集対象者は米国人に限るとのこと・・・
その他の条件は、「年齢30~55歳。英語とロシア語に堪能で、理系の修士号、博士号または医師の資格を持っているか、もしくは軍の士官訓練課程を修了していること。その他、学部卒業で軍や民間での実務経験がある場合も選考対象。」とのことです。

参加者は、火星への将来のミッションで経験することが予想される宇宙飛行士と同様の環境等を体験します。国際的なメンバーの乗組員が8か月間閉鎖環境で一緒に暮らし、科学研究を行います。そして、バーチャルリアリティを使用し、多くのタスクの中でロボット操作を実行します。研究は、参加者が模擬宇宙ミッションを正常に完了するために作業する際の「隔離と閉じ込めの影響」を調査するために行われます。このような地上ベースのミッションの結果は、NASAが宇宙探査の実際の課題に備えるのに役立ち、これらの問題の一部を解決して対策を開発するための重要な科学データを提供します。

今回の閉鎖実験は、2019年に実施された過去4か月の調査に基づいています。

このミッションには、参加者に報酬が用意されていて、NASAに加入しているかどうか、またはNASAの従業員または請負業者であるかどうかに応じて、さまざまなレベルの報酬があるようです。

ーーーー以上引用おわりーーーーーーーーーーー

*当ブログで520MARSのミッションを報告してますが、2015年8月16日の記事の閉鎖実験スケジュールに基づいてIBMPでの閉鎖実験が進められてきたわけですね!
8ケ月間の閉鎖実験は、2015年の当ブログ「男女混合で閉鎖実験とな!」には2018年実施となってました。
2015年時点でのスケジュールは、以下のとおりでした。
・2016年から2017年 : 14日間の実験を2回
・2017年          : 4ケ月の実験 
・2018年          : 8ケ月の実験
・2019年から2020年 : 12ケ月の実験 

でも、2年くらいの遅れは、現時点で問題ないと思います。
*520MARSについては、こちら
https://blog.goo.ne.jp/japanmarssociety/c/c37b017b484311cad6219b6bcb0e23de
520日間の男7名の閉鎖実験でした!!
火星への着陸模擬実験もありましたよ!

*ロシアも同じように募集をしていると思いますが、把握できてません!
 Anastasiyaも頑張って!

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中国初の火星探査ミッション、「天問」と名付けられました!

2020-04-25 18:07:48 | 中国

4月24日のロイターさんの記事によりますと、中国国家航天局が今年8月前後に打上げ予定の火星探査ミッションを「天問1号」と命名したとのことです。
https://jp.reuters.com/article/space-exploration-china-mars-idJPKCN2260JT

「天問」の由来は、紀元前4世紀ごろの詩人、屈原の詩にちなんで名付けられたとのことです。

ーーーーーーーーーーーーーー

*「天問」をgoogle翻訳すると「天国、Heaven」と出ました。
ただ、詩の内容を読むと宇宙誕生の物語のようです。

こちらのサイトに一部翻訳が載っています。
https://chinese.hix05.com/Soji/soji108.html

こちらは、屈原の天問の全文が中国語で
https://zh.wikisource.org/wiki/%E5%A4%A9%E5%95%8F

興味深いですね!どなたか、前文翻訳をしてくれないかな・・・

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Curiosityチームもテレワーク

2020-04-19 16:04:13 | MSL

(C) NASA/JPL-Caltech

Curiosityチームも自宅でテレワーク中です。
4月15日、NASAは、Curiosityの数百人が参加する運用チームがどのように対応しているかを投稿しました。
今回の前例のない状況において、このような重要かつ現在進行系のミッションを直接会わずに管理しなければならないという課題を乗り切ろうと頑張っています。

原文:https://www.jpl.nasa.gov/news/news.php?feature=7638

techcrunchさんの記事:https://jp.techcrunch.com/2020/04/16/2020-04-16-nasas-curiosity-team-is-operating-the-mars-rover-from-home/

運用チームの週報を見たら「Sols 2717-2719: The Poetry of Drilling on Mars」ということで、「火星掘削の詩」がありましたので紹介します。

https://mars.nasa.gov/msl/mission-updates/8637/sols-2717-2719-the-poetry-of-drilling-on-mars/

(C)NASA/JPL-Caltech

The Poetry of Drilling on Mars

Mastcam peers at the
Enigmatic outcrop with
A panorama.

ChemCam shoots three rocks:
“Albany,” “Alloway,” and
“Alexandria.”

Pediment surface
Revealed by ChemCam's Remote
Micro Imager.

Navcam movies seek
To capture swirls of dust that
Sweep the horizon.

ーーーー以下、拙訳です。----

火星掘削の詩

Mastcamは、眺めます
謎に包まれた露頭で
Aパノラマを

ChemCamは、3つの岩を撃ちます
「Albany」、「Alloway」、そして
「Alexandria 」

山麓の緩斜面
が明らかに、ChemCamの遠隔
Micro Imagerによって

Navcamは、探している
地平線を掃く
ダストの渦を捕らえようと

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引き籠り生活の知恵

2020-04-13 23:01:41 | 出る月を待つべし

ユタ州のMDRS、そしてハワイのHI-SEASで火星模擬実験を体験したKate Greeneさんが、その体験をNewsWeekの記事で話してます。現在世界を覆っている新型コロナによる隔離生活の過ごし方の参考になるその記事は、”「火星探査」で学んだ隔離生活を楽しむ9つのコツ” という表題です。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/04/post-93088_1.php

そのコツは、、、以下の通りです。
・食事を楽しむ
・日記をつける
・儀式を作る
・外に出る
・人と交流する
・変化をつける
・五感を刺激する
・退屈を楽しむ
詳しくは、記事を読んでみてください!

Kate Greeneさんは、MDRSではCrew122(HI-SEAS)として2013年1月12日から26日まで参加して、
https://sites.google.com/a/marssociety.org/mdrs2012/archives/crew-122

その後、引き続いてハワイのHI-SEAS MISSION I の4ケ月のミッションに参加しました。
https://hi-seas.org/?page_id=6142

Crew122(HI-SEAS)とHI-SEAS MISSION Iのメンバーは、ほぼ同じです。

*今回の新型コロナで、我が家でも引きこもり状態が続ているところです。
 最近になって、この状況が火星での生活に似ているような気がしていたところでした。
外へ出るのに「マスクが必須」だし、会話もマスクをしたままで平気になりました。買い物に行っても出入りの際に「手洗い」が欠かせない。
そういう意味でも、Kate Greeneさんのこの記事は、時機を得たものだと思います。
ただ耐えて慣れていくだけではなくて、「常に周囲に気を配り=興味を持ち=楽しむこと=変化をつける」と言ったことを心掛けたいなと思います。

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なんと!10,932,295人のお名前が・・・

2020-04-02 12:15:06 | Mars2020

Perseveranceに「Send Your Name to Mars」キャンペーンを記念するプラカードが取り付けられました!
なんと!10,932,295人の名前がPerseveranceとともに火星まで行って、探査にも同伴することになります。

(C)NASA / JPL-Caltech

上図の3つのシリコンチップ(左上隅)には、10,932,295の名前と、NASAの「Name the Rover」コンテストの155組のファイナリストのエッセイが記されています。

下図は、NASAのケネディ宇宙センターでの雄姿です。2020年3月16日

(C)NASA / JPL-Caltech

Perseveranceは、重量が1,043キログラム未満のロボット科学者です。過去の微生物の兆候を探し、火星の気候と地質を特徴付け、将来地球に戻るためのサンプルを収集し、人類が赤い惑星を探索するための道を開くための役割を担っています。

https://mars.nasa.gov/news/8634/109-million-names-now-aboard-nasas-perseverance-mars-rover/

*必ずや、素晴らしい情報を送ってくれることと期待してます。
 それにしても、1千万人以上の名前を同伴するなんて。。。素晴らしい!!
 過去の探査機の例を少しググったところ名前の数は下記の様でした。
  Curiosty  120万人
  InSight  240万人
  のぞみ  27万人
   有人火星探査に対する期待が今まで以上に、高まっていることを感じます。
   特にNASAのアルテミス月探査計画が具体的に動き始めて、2028年までに月面上と月の周りに持続的な人類の活動を開始するという目標が明確になったのが大きいですね!

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「忍耐」と決まりました!

2020-03-06 16:05:39 | Mars2020

NASAの火星探査機Mars2020の名前が「Perseverance」(忍耐)に決まりました!

NASAの発表は、こちらです。
https://www.nasa.gov/press-release/virginia-middle-school-student-earns-honor-of-naming-nasas-next-mars-rover

「NAME THE ROVER CHALLENGE」の結果は、下記サイトに詳しいです。
https://www.futureengineers.org/nametherover

今回、Mars2020n命名の栄誉を受けたのは、バージニア州のAlexander Mather君です。
彼のエッセイがこちら
https://www.futureengineers.org/nametherover/gallery/6989

ーーーー拙訳を下記にーーーーーーーー

Curiosity、好奇心。 InSight、洞察。 Spirit、勇気。 Opportunity、機会。
考えてみてください、これらの過去の火星探査機の名前はすべて、私たちが人間として持っている資質です。 私たちは常に好奇心が強く、機会を求めています。 月、火星などを探索する勇気と洞察力があります。
でも、ローバーが種としての私たちの資質を持つとすると、最も重要なことを見逃してました。

忍耐です。

私たち人間は、どんなに厳しい状況にあっても、どんな状況にも適応することを学ぶことができる生物として進化しました。 私たちは探検家の種であり、火星に向かう途中で多くの躓きに遭遇することでしょう。 でも、耐えることができます。 私たちは、(国家としてではなく、人間として、)あきらめません。 OpportunityやVikram 2のような激しい損失に直面したとしても、人類は常に未来に向かって忍耐することでしょう。

ーーーー以上ーーーーーーーー

*因みに発音は、「pə`ː(r)səvíərəns」 「パァー(ル)サァヴィアラァンス」です。
私の手元の電子辞書では(r)は付いてなかったです。
下記サイトは、(r)がついてます。
https://en.hatsuon.info/word/perseverance

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火星の今を、突撃取材中!

2020-03-01 01:25:00 | InSight

2月24日にNASAのInsightの最新ニュースが発表されました。
当ブログ「火星の1年間の振動 ver2_2019.12.28 」で報告していた情報のNature Geoscienceの論文ですね!

https://mars.nasa.gov/news/8613/a-year-of-surprising-science-from-nasas-insight-mars-mission/?site=insight

(C)IPGP / Nicolas Sarter

Insightの探査結果の最初の10ケ月分がNatureに5つの論文として正式に掲載されました。
内容は、火震・ダストデビル・未知の磁気パルスについてです。
https://mars.nasa.gov/insight/mission/science/research-papers/
また、Nature Geoscienceの追加の論文で、エリシウム平原にある「Homestead hollow」と呼ばれる浅いクレーターであるInSightの着陸地点について詳しく説明しているそうです。

InSightが2018年11月に着陸してから最初の火震を記録するまでに数か月かかりました。 2019年末までに、SEISは1日に約2つの火震信号を検出しているので、たまたま火震が少ない時期にInSightが着陸したと考えられています。
その中で、より大きな火震のうち2つによって、その発生位置が、火山およびテクトニクス活動の最近の証拠を示しているCerberus Fossae地域と確定されました。

*Cerberusは、ギリシア神話に登場する犬の怪物から名付けられたそうです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%AD%E3%82%B9
*Fossaeは、穴とか窩(あな、あなぐら)という意味

下図がCerberus Fossaeで観測された地すべりの画像です。

(C)NASA / JPL-Caltech /アリゾナ大学

下図は、地震活動を調査しているInSightの様子を示す火星の断面図。

(C)JT Keane / Nature Geoscience

火震の成果が上がっている反面、Insightは、火星内部の温度を測定するHP3(熱流量プローブ)のセンサー"the mole,"の設置に、未だ手こずっています!!
火震の測定などから、火星が生きている惑星であることが証明されつつありますので、HP3も頑張ってほしいところです。

論文等も読むと面白いのでお勧めですが、2月13日放送のNHKのコズミック フロント☆NEXT「浮かび上がる火星の真実 探査機インサイト」も見てください。面白いし、凄く良くわかりました。
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/1861/2120256/index.html

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生きの良い家を建てよう!

2020-01-25 00:24:32 | 建設資材

コロラド大学(the University of Colorado Boulder)の研究者で技術者のWil Srubarさんがシアノバクテリアの協力を得て持続可能な建築物を可能にする発表をしました!
詳しくは、下記のサイトにて:

①コロラド大学のCU Boulder Today(1月15日付け)
https://www.colorado.edu/today/2020/01/15/building-materials-come-alive

②発表論文
https://www.cell.com/matter/fulltext/S2590-2385(19)30391-1

Wil Srubarさんは、同僚と共同して開発を進めています。
微生物の働きは、以下の通り:
①シアノバクテリアのコロニーを砂とゼラチンの溶液に接種します。
②適切な条件調整により、微生物は二酸化炭素ガスを吸収して成長し、石灰岩の主要成分である炭酸カルシウムの生成します。
③微生物によってかき混ぜられた炭酸カルシウムは、砂を結合するゼラチンを鉱化します。

この建築物質をLiving building materials (LBMs) と呼んでいます。
LBMsを適切な条件で取り扱いした時、3世代の再生が確認されました。1個のバイオレンガが8個になる訳です。
LBMsの強度は、通常の建設用資材と同様に強靭で耐久性もあります。研究チームは、さまざまな湿度条件下で、今日使用されてモルタルとほぼ同じ強度を持っていることを確認しました。
「それは、踏むことができ、壊れません」とWil Srubarさんが言ってます。

*このバイオレンガが実用化されれば、建物が自己修復し、必要ならば自己増築も可能となるかもしれませんね。
ただ、微生物だからか湿度が高いほうが良いようです。でも、工夫次第で火星でも使えるでしょうね!

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Rosalind Franklin!!火星への旅、準備完了!

2020-01-24 09:32:14 | EXOMARS

ESAの1月16日の発表によりますと、ローバーRosalind Franklinが火星環境に対応可能であることが確認されたとのことです。
この後は、ローバーの最終システムチェックが行われます。

いよいよ、2020年7月26日から8月11日までの発射ウィンドウで、火星に向けて出発です。
カザフスタンのバイコヌールからロシアのプロトンMロケットでの打ち上げです。
来年2021年3月19日に火星到着予定です。

詳細は、こちら
http://www.esa.int/ESA_Multimedia/Images/2020/01/ExoMars_Rover_completes_environmental_tests

 

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名前が決まりますよ!

2020-01-23 00:44:08 | Mars2020

いよいよMars2020の名前が9つまで絞られました! 
現在、世界的に投票が行われています。
アメリカ人でなくても投票できますので、皆さん投票してみてください。
私も先ほど、投票しました!

投票サイトは、こちらです。
https://mars.nasa.gov/mars2020/participate/name-the-rover/

全米の学生からエッセイ付きのアイデアを募集したそうで、28,000以上のエッセイが寄せられたそうです。
学生とは、幼稚園生から高校3年生の範囲のようです。
1次選考は、全米の教育者、専門家、宇宙愛好家で構成される約4,700人のボランティアによって行われました。
そして、現在9つの候補に絞られており、全世界からの投票によって最終決定がされるそうです。

9案は、以下の通りでエッセイがついてます。

①Courage:勇気  ②Fortitude:不屈の精神 ③Perseverance:忍耐力
④Vision:ビジョン ⑤Promise:約束      ⑥Endurance:忍耐
⑦Clarity:明晰           ⑧Ingenuity:創意工夫       ⑨Tenacity:粘り強さ

元記事は、こちら
https://www.nasa.gov/feature/jpl/nine-finalists-chosen-in-nasas-mars-2020-rover-naming-contest

投票のサイトは、こちら
https://mars.nasa.gov/mars2020/participate/name-the-rover/

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今年もよろしくお願いいたします!

2020-01-14 23:56:23 | 出る月を待つべし

いよいよオリンピックイヤーですね!
火星界も、賑わいの1年となります!
新年のご挨拶!大幅に遅くなりましたが、今年の注目の火星関連を以下にメモしておきます。(汗;

1.火星探査、4グループが探査機を打ち上げます。

 ①NASA MARS2020 打上:アメリカ
            https://www.nasa.gov/mars2020/overview


 

 ②ESA  ExoMars  打上:ロシア
   https://exploration.esa.int/web/mars/-/48088-mission-overview

 ③UAE  HopeMarsMission 打上:日本
   https://www.mbrsc.ae/emirates-mars-mission?__cf_chl_captcha_tk__=91c0da6a061e4c2b7b3ab3224d4cab9b067aa9f6-1578105968-0-AQ4mz4DWPDLLHSH6zPP6FaWGD7e9dERuMhPo6Vmfq-_P2x2Fi_pPc0lKak4W9oZaBJlbhtazlyKljxDSnOx3PgJRiH2fow_qhJQS_8KGdicsPKMx-KbWlnSwcvDQKcpbLrmYpmSrqKse2sP5fWDkuoSiN1zDKkp1iqBg_9aUldBmCNj8A7c5WfjI9DAemf2HjJDiEiXV3PzTwr0KFNmK0AUl7D8SlZVEJ4IJa_6CjxS1xDXe_AAkItcFpu1xgA-BQVDJ2kLWBu89pjb12g2SehYOd-TyfZtjie_6_I2NBDFdtq0OYjxHJS4sk_1OoSwg9BoQGV72AVLBvnPr17Ns1Js

 ④中国  ローバー&衛星  打上:中国
   https://www.planetary.org/blogs/guest-blogs/china-2020-rover-sites.html

 

2.火星中接近(10月6日)

下図の通り、国立天文台でこれからの接近と今までの大接近ランキングをまとめています。
これを見ますと、2003年から2300年までの期間に大接近ベスト10入りの火星接近に出合うことは、2040年まで無いようです。
更に、大きさが25″角を超える火星に出合うのは、2050年となりますね。
2003年の大接近が如何に貴重な体験で有ったか・・・
https://www.nao.ac.jp/astro/feature/mars2018/next.html

3.有人火星の動向

①ISECG
・公開パネル:TOKYO – On October 3-4, 2019
https://www.globalspaceexploration.org/wordpress/

・国際宇宙探査協働グループ(ISECG)公開パネル(2019年10月4日)
https://fanfun.jaxa.jp/event/detail/15302.html

②NASA
https://www.nasa.gov/specials/artemis/

②-1 SpaceX
https://www.space.com/spacex-starship-prototype-first-2020-flight-soon.html

②-2 ロッキードマーチン
https://jp.techcrunch.com/2019/09/25/2019-09-25-nasa-orders-up-to-a-dozen-orion-spacecraft-from-lockheed-martin-for-moon-missions/

③JAXA
・国際宇宙探査の概要(2019年1月16日)
http://iss.jaxa.jp/med/images/health_1.pdf#search='JAXA+%E7%81%AB%E6%98%9F+%E6%9C%89%E4%BA%BA'

・国際宇宙探査
http://www.exploration.jaxa.jp/

④文部科学省研究開発局 宇宙開発利用課 宇宙利用推進室
・国際宇宙探査及びISSを含む地球低軌道を巡る最近の動向(2019年8月26日)
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu2/071/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2019/09/10/1420983_1.pdf#search='ISECG+2019%E5%B9%B4'
       

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火星の1年間の振動 ver2_2019.12.28

2019-12-26 00:04:04 | InSight

12月22日のHazard labさんの記事によりますと、12月にサンフランシスコで開催された米地球物理学連合(AGU)の秋季学会で、NASAジェット推進研究所がInsightの最新報告を発表したそうです。それによりますと、Insightが過去1年間(地球年)で322回の地震(=火震)を観測し、その地震の中に2つの大きな地震が確認され、InSightの着陸地点から1600キロほど離れた「ケルベルス地溝帯」(下図)の断層が震源の可能性があるとのことです。
*InSightが火星に着陸したのは、2018年11月26日11:52 PST(11月27日4:52 JST)で、地震計の設置は、2018年12月19日でした。

(C)ESA / DLR / FU BerlinCC BY-SA 3.0 IGO

Hazard labさんの記事は、こちら:https://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/3/2/32425.html

ーーーー*下記のAGUの発表は、ネタ元ではないようです。2019.12.28追記----

Hazard labさんのネタ元は、多分このAGUでの発表かと:https://eos.org/features/a-modern-manual-for-marsquake-monitoring

12月27日付のNationalGeographicさんの記事によりますと、ネタ元の論文は現在査読中とのことです。

NationalGeographicさんの記事:
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/122700763/

ーーーーーーーー追記終了ーーーーーー

*火星の内部が明らかになるのが楽しみですね!

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ボーイングの有人宇宙船、ISSに届かず!!

2019-12-22 00:02:24 | NASA

NASAは、20日(現地時間)にISS(国際宇宙ステーション)へ向けてボーイング社製宇宙船(Starliner spacecraft)を無人試験飛行のため打ち上げましたが、不具合が生じたためISSにたどり着けなくなったと発表しました!
ただし、Starliner spacecraftは、無事で22日(現地時間)にはNew MexicoのWhite Sandsに帰還する予定です。
もともとの計画は、Starliner spacecraftがISSとドッキングし、その後、地球に安全に帰還することでした。
懸念を感じるニュースですが、NASAは、「これが、テスト飛行をやる理由だ:This is in fact why we test. 」と強気の発言でした。

Starliner spacecraftの動画:https://www.youtube.com/watch?v=1NLQ4bO-f58

Starliner spacecraftに関するNASAのブログ:https://blogs.nasa.gov/commercialcrew/category/boeing/

元ネタは、こちら:https://www.nasa.gov/press-release/nasa-statement-on-boeing-orbital-flight-test

yahooニュースは、こちら:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191221-00000000-jij_afp-sctch

*「これが、テスト飛行をやる理由だ」とは、「言い得て妙」ですが、、、
yahooニュースによると原因は「搭載する時計が正常に同期されていなかったため」と言うことになってます。これって初歩的なミスのような気がするのは、私だけでしょうか?
スペースシャトルの遺産は、生かされてないのか?

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