いまジャーナリストとして

 いま私たちの目の前に、次々と現れるニュースをどうとらえ、どう判断するか・・・ジャーナリストの日誌。

耳にイヤホンを突っ込んで出てくる選手・・・これはプロとして、ファンに失礼です。

2015年01月20日 10時41分42秒 | 日記

 サッカーのアジア大会が開かれています。
 日本、連覇してほしいですね。
前回大会の決勝戦はオーストラリア戦でしたが、最後に、李選手
がみごとなダイレクトボレーを決めて勝ちました。
あれは、日本のサッカー史に残る名場面でした。

 さて、今回は、ちょっと注文です。
 スタジアムにバスが着き、選手が下りてくる。
 そのとき、スマホで音楽でも聴いているのでしょう、選手たち
が、そろったように、耳にイヤホンを差し込んでいるのです。

 選手を待っていたファンが声をかけても、知らん顔で、足早に
通り過ぎていきます。

 イヤホンから音楽を聴くのに忙しく、音楽を聴く邪魔をしない
でくれといわんばかりです。
 目は、あらぬ方向を見ています。

 毎度おなじみの光景でしょう。
 この光景を見るたびに、ずっと違和感がありました。

 違和感の正体は何かというと、これは、ファンに対して、失礼な
態度ではないかということです。
 サッカーだから、サポーターですね。しかし、ここは、もっと広
い意味でファンといっておきます。

 ファンは、選手たちを待ち受けて、「がんばれ」と声をかけよう
としている。
 しかも、屋外で、ずっと立って待っているわけです。
 そのファンを、選手は、こんなに無視していいのでしょうか。
 
 足早に通りすぎる選手たちを見ていると、耳にイヤホンを突っ込ん
でいれば、ファンに知らん顔をしてもいいというような感じがあります。

 しかし、サッカー選手は、アマチュアならいざ知らず、れっきとし
たプロ選手です。
 プロ選手は、ファンがいてこそ、お金をもらえ、活躍できるの
です。
 ファンが来なくなれば、お金なんて、もらえません。

 そのファンをこんなに無視していいわけがありません。

 もちろん、選手には言い分があるでしょう。
 試合前、だれにもわずらわされず、集中したい。

 選手の心中を忖度すると、まあ、試合前にファンに応えるのは
めんどくさいんでしょう。

 その気持ちは、分からないではありません。
 しかし、選手は、プロです。
 ファンあってのプロです。

 自分たちを待ってくれているファンに応えないプロというのは、
プロとしてどうかと思います。

 そしてまた、イヤホンを耳に差し込んでいないと精神集中が
できないというのであれば、それは、プロとして、あまりに寂しい。
 耳にイヤホンを突っ込んでないと集中できないというのであれば、
それは、その程度の実力なのかということになります。

 いま、大相撲の最中です。
 花道から土俵に出てくる力士が、精神集中したいからといって、
耳にイヤホンを突っ込んでますか。
 白鵬や稀勢の里が耳にイヤホンを突っ込んで出てきたら、もの
すごい非難を浴びるでしょう。

 プロ野球の選手も、あまり、そういう風景を見ません。

 サッカーでも、この前終わったばかりの高校サッカーでは、選
手は、そんなことをしません。したら、監督が叱るでしょう。
 どうして、プロのサッカーの選手だけ、耳のイヤホンが許され
るのでしょう。

 スマホや携帯型の音楽プレーヤーが出てきたのは、この20年
ほどのことです。そういうものがないころ、かつての選手は、耳
にイヤホンを差し込んでファンの前に出るというようなことはな
かったと思います。

 耳にイヤホンを差し込んでバスから降りてくる姿は、第一、あ
まり格好のいいものではありません。
 なにか、弱弱しそうに見えます。

 イヤホンなんか差し込まず、もっと、ちゃんと、ファンの声援に
応えませんか。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (かんと)
2019-06-19 00:19:24
試合前の選手の緊張を理解して記事を書いた方がいいと思いますよ?
Unknown (ケイン)
2019-06-19 00:20:26
集中させる意味で音楽を聴いているのであり、ファンを無視している訳では無いと思いますよ

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