長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

゛有難い゛から゛当然゛へ

2008-06-21 13:24:16 | 社会
「後期高齢者対象世代の全員が弱者ではないっ!年寄りを大切にするのは有難いが、国はもう少し年寄りに期待してもいいんじゃないかっ!年寄りの方も病気になったときの施しばかりを国に期待するのではなく、出来るだけ病気をせず健やかに社会貢献が出来るようなご奉公をせなあかんよっ!」75歳支援者からのご意見である。

仰るとおりである。このご指摘を頂いてあることを思い出した。ある方が阪神淡路大震災でボランティアをしたときの話。震災直後はどの方もおにぎり1つを゛ありがたい、ありがたい゛と、祈るように食べていた。しかし、時間が経つとイライラも加わって゛今日はこれだけかい、これっぽっちかいっ゛と感謝よりも要求が先に立つ。被災者達の精神状態は極限なのでこれを悪くは云えないが、心の内に変化が生まれてくる。゛有難い゛から゛当然゛へという変化である。

ご指摘のとおり、75歳以上の全員が弱者ではない。経済的にも恵まれ、健康にも恵まれている方々も多いはず。年齢で人括りには出来ず、まだまだ、若年層と変わらず意気揚々と社会貢献をしている方々も多い。国の施しに対して少々気になる光景が見られることがある。゛健康保険は使わなければ損である゛という発想。健康保険は保険という制度が必要な一人為にこそ利用されるべきであるが、誰でも利用できるから利用してしまえと言う部分はないだろうか。チョッと体がだるい、マッサージに行く。保険が利く。だいぶ調子が良くなってきたが使えるもモノは使ってしまおうと雨の日も風の日も朝早くから治療の為に並ぶ。゛これって、健康じゃんっ゛。

社会主義的発想が戦後の教育やありとあらゆる部分に織り込まれている。゛施しを受ける、期待する゛これは国民として当然であるし、国はその努力をしなければならない。しかし、期待や要求の゛度が過ぎやしないか゛と思うことがあるのだ。

一個のおにぎりも、病気を直す為の健康保険制度も、有り難味のあるうちは、支援、制度として正常。どの辺りで、そろそろ自分で考えなければ、自分で予防しなければ、もっと病状の酷い人の為に、、、、、、、、あぁ、なかなかそれは難しい。゛有難い゛から゛当然゛へ。人間はそんなに強くない。流されてしまう。何も高齢者のことだけではない。我々若年層も同じである。

昔の日本人は自分自身をどのように律したのだろうか?
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1 コメント

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今日は親父の誕生日 (東雲牛)
2008-06-21 19:25:23
 今日は筆者の父親の誕生日だ。77歳の後期高齢者に属するのだろう。元気とは言いがたいが、それなりに世間様に後ろ指を指されない様に生きてきた。そんな親を誇りに思う。

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