長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

買収か、既得権益か

2005-10-16 13:10:19 | 行財政・金融
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公共放送は本当に公共放送の体をなしているのだろうか。
まともに配当すら出せない、競争に打ち勝つことができな
い企業が、株主を無視した既得権益保護のために攻防戦を
繰り広げるならば、その是非は近い将来激しい世論の爆発
という形で顕在化するであろう。

どちらか一方のみを支持はしない。しかし、株主に対する
意識が完全に欠落している多くの日本企業に一石を投じて
いることは確かである。
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これは2005年3月18日のコラムの一部である。

三木谷社長のTBS問題が話題になっている。保守主義人陣営では、彼も堀江もけしからんというのが通説。事前に一言言うべきである、法律違反でなければ何をしてもいいというわけではない、企業とは株主だけでなく、労働者のでもあるという言い分。

だがしかし、ニッポン放送にしても、阪神電鉄にしても、TBSにしても、株価の低迷が買収のターゲットになったということをシラバックレテはいないだろうか。株価だけが全てとは言わないが、株価が安すぎるというのは経営者の怠慢である。買収のターゲットにならぬように株価上昇のための「収益行動」「自衛」をしてきたのだろうか。

株式を上場するということはある意味、有事も想定すべきである。自衛の手段をとってきたのかどうか。敵が事前に一言言う筈もない。これもまた、平和ボケ。上場企業たるものが、金は貰うが物申して欲しくない、公開された株を買うときは事前に一言言って欲しいとは何事であろうか。それでも経営者であろうか。

私から見れば、私事への利益誘導確保に躍起になっているとしか見えない。

とかく、買収ターゲットになっている側が正しいように見えるが、どちらが努力もしないで既得権益を守っているのか、よく考えてみる必要があるのではないだろうか。

10.16
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