長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

子供が社会に求めているもの

2005-12-30 16:47:08 | 教育
今日は全て徒歩での挨拶訪問。村中は車を止める場所もなく、徒歩のほうが早く、効率も良い。60件程訪問できた。そして、仕事納め。今、上京中の新幹線の中である。

「今年もお世話になりました。」ふと、この言葉の意味することを考えた。人間一人では生きていけない。親子、親戚、友人、村、街、国家。知らず知らずお世話になっている。では、私は人様にお世話できているだろうか。甚だ疑問である。

強いて言うならば、我が子は、夫婦で「お世話」をしている。同じように、私ども夫婦も、親の世話になってきたわけで、今度はお世話しなければならない。先代たちに世話になり、次世代を世話し、次世代に世話になるのである。でも、相変わらずの親不孝をしている自分に嫌気がさす。

小児科医であり医学博士の田下昌明氏は「子供が親に求めていることは、自由だの、権利だの、独立などではありません。無条件、無制限の愛による「強い保護」なのです。それはどんな些細なことでも常にまじめに本気で聞いてくれて、最後は必ず味方になってくれるという固い絆です。」と著著に記していた。

はたして昨今の親達は、子供への無償の愛を注いでいるだろうか。強い保護で子供を守っているだろうか。以前記したように、次世代や子供のことよりも、自分の生き様を優先してはいないだろうか。自分の、自由や権利を優先し、子供を後回しにしてはいないだろうか。自分の権利自由を行使したいがために、子供にも愛や、強い保護ではなく、権利自由を与えればそれで子供は救われるなどと問題を摩り替えてはいないだろうか。

私も子供達に対して日々反省ばかりである。また、昨今の子供に対する虐待や殺人事件がこれほどにまで発生するというのは異常である。下校中の道草が楽しいのに、きっと子供達は道草の楽しみを知らず大人になっていくのだろう。

子供達が社会に求めているものは自由や権利ではない。仮に保障されていたとしても、無償の愛と強い保護なしには子供は健全に成長できない。無償の愛と強い保護さえあれば、子供は健全に成長するのである。
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1 コメント

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長尾さん・・・・・ (顕家)
2005-12-30 21:18:39
>子供が親に求めていることは、自由だの、権利だの、独立などではありません。無条件、無制限の愛による「強い保護」なのです



そうなんですよね。現代日本の育児教育は

なにかが間違っている様な気がします。

この言葉と長尾さんの考えは正しいと思います。



>自分の権利自由を行使したいがために、子供にも愛や、強い保護ではなく、権利自由を与えればそれで子供は救われるなどと問題を摩り替えてはいないだろうか。



「ゆとり教育」や「ジェンダーフリー」などの教育は害悪ですね。

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