長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

第177通常国会開会

2011-01-24 22:39:55 | 国会
いよいよ通常国会が始まった。天皇陛下ご臨席の元、参議院本会議場で開会式が行われた。いつもながら緊張する。

予定されている法案は64本、継続分19本、条約18本、合計101本。成立率が37%の国会運営はもう許されない。民主党が野党時代、あれもこれも何でも反対のイメージを持たれる方が多いと思うが、成立率は85%。与野党の攻防、対立があれども、唯一の立法機関としてやるべきことは充分ではないにせよやってきた。国会運営はある程度与党主導。当時の与党が、野党に対して上手く接していたという部分もあるだろうし、野党も是々非々で応えていたのだろうと思う。与党民主党がどれだけ野党や、国民有権者に丁寧に説明をしながらの国会運営が出来るかがポイントだと思う。

両院議員総会、またも荒れた。一部が荒れた。しかし、一事が万事、全体が荒れたように報道されることは覚悟しなければならないし、建設的な意見もあったが、一部の発言者におかれては゛見られ方゛を配慮した発言をしてもらいたいものだ。同時に答弁者はもっと丁寧に、誠意を持って答弁するべきではないだろうか。大衆の面前で喧嘩することで効果のある場合と、水面下でそれぞれの人間模様で対立することなく、まずは゛一致゛することを最優先すべき場合と、現在の党内ではどちらが必要とされる立ち振る舞いだろうか?

以前にも記したが、しこりの残らない戦いなど有り得ず、そもそもノーサイドなど口で言うだけで、期待するものではない。しかし、武士の情け、情状というものを執行部に感じることは出来ず、議員個々の能力、キャリアを最大限に活かす人事とは思えない。和を以って尊しとする気配の微塵の欠片もない。人事があまりにも露骨過ぎる。が、この露骨さに合わせて、゛報復人事?゛と過剰反応することもない。過剰反応すれば挙党一致は更に遠のく。民間人時代にも、いろいろと大人の喧嘩を見てきたが、大人の喧嘩は実に大人気ないことが多い。

私としては、着実に仕事をこなしていきたい。厚生労働委員会、拉致問題特別委員会での仕事。政治改革推進本部では、何としても企業団体献金の全面廃止を2年以内に実施できるよう修正を試みたい。議員定数、歳費の削減、寄付金税制の改正、これらは法案提出間近である。他、個人的な取り組みとして、過重労働対策基本法、FC法はまだ法案の形以前の段階だが、ひとつずつ形にしていく。夫婦別姓に関係する民法改正、人権擁護法案、外国人地方参政権については慎重派の立場から、反対姿勢を今後とも貫く。外国人土地法改正についてはこの通常国会でPTが立ち上がっている。平行させて法案作成も進んでいる。防衛計画の大綱に合わせた予算の確保。また、超党派議連での取りまとめ、そして、超党派議員立法。特に超党派議員立法は3月辺りに注目されると思う。憲法96条の改正だ。100人規模で提出する、詳細は後日改めて。

政局に関わる暇はない。政局は成すべき仕事をしてからの結果で流れが決まるものと思っている。
コメント (16)
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