きょうの日本民話 gooブログ編

47都道府県の日本民話をイラスト付きで毎日配信。

3月31日の日本民話 花散る下の墓

2008-03-31 04:44:24 | Weblog

福娘童話集 > きょうの日本民話 > 3月の日本民話

3月31日の日本民話

花散る下の墓

花散る下の墓
大阪府の民話大阪府情報

 むかしむかし、大阪の町に、河内屋惣兵衛(かわちやそうべえ)という人がいました。
 惣兵衛(そうべえ)の屋敷には、年をとった一匹のぶちネコがいます。
 このネコを一人娘のお千代(ちよ)は、まだ子どものころから大変可愛がっていました。
 お千代のそばにはいつもネコがいるので、町の人は、
「お千代のむこさんは、ネコだよ」
と、かげ口をいっていました。
 それを耳にした惣兵衛は、こんなことでは娘がお嫁にいけない、なんとかしないとと、いつも考えていました。
 さて、春も浅い、ある晩の事。
 家の者が集まって、ひそひそ話をしています。
「ネコはすてても、必ず帰ってくるというからのう」
「かわいそうじゃが、殺すしかほかあるまい」
 その日から、ぶちネコの姿が見えなくなりました。
 ところが、いく日かたったある晩の事。
 惣兵衛がふと、まくらもとを見ると、ぶちネコがいます。
「おお、ぶちか。なんでお前は、姿をかくしおった」
と、たずねると、ぶちネコはかなしそうにいいました。
「はい。わたくしがおりましては、おじょうさまのためにならないと申されましたので、このまま姿を消そうかと思いました。ですが、そのようなわけにもまいりません。と、いうのも」
 ここまで言うと、ネコはきちんと前足をそろえて、しんけんな顔で惣兵衛に言いました。
「この屋敷には、年をへた化けネズミが一匹、住みついております。そいつがおじょうさまに見いって、おそばに近づこうといたしますので、わたしがお守りしておりました」
「おお、そうか。それは、すまぬことをした。だが、お前はネコでありながら、なぜネズミがとれぬのじゃ?」
「はい、だんなさま。ネズミをとるのがネコの役目なれど。この化けネズミだけは、とうていわたしの力ではかないませぬ。そこでお願いがございます。島の内の市兵衛(いちべえ)さまの家にとらネコが一匹おります。とらとわたしとが力を合せれば、必ずその化けネズミを退治する事が出来ましょう」
 そういったかと思うと、ネコの姿は、かき消すようにきえてしまいました。
「ああ、夢であったか」
 あくる朝、惣兵衛が夢の事を妻に話すと、妻は、
「まあ。さようでしたか。じつは私も同じ夢を見ました」
と、言うので、さっそく惣兵衛は、島の内の市兵衛さんのところへ出かけて行って話しをしますと、市兵衛はすぐにとらをかしてくれたのです。
 とらをだいて家へ着くと、ぶちネコが玄関にすわって出むかえました。
 二匹はなかよくご飯を貪べると、庭へ出て、今が盛りの桜の下で舞いおちる花びらにじゃれあって楽しく遊んでいました。
 夜になるとネコは夫婦の夢に現れて、二人に語りかけます。
「いよいよ、あすの夜は化けネズミを退治します。日が暮れましたら、わたしたちを二階にあげてください」
 そのあくる日。
 夫婦は二匹のネコを、日が暮れるといわれたとおり二階にあげました。
 家の者は、心配そうに夜のふけるのを待ちました。
 とつぜん、二階で物音がしたかと思うと、ドシン、バタンと物を落すような音や、走りまわる音がします。
 長い長い時がすぎ、やっと二階の物音がやんで、あたりはしーんとしずまりかえりました。
「それっ」
と、惣兵衛が灯りを持って二階ヘかけあがると、なんとネコよりも大きなネズミがたおれていたのです。
 大ネズミは、ぶちネコにのど首をかまれたまま死んでいます。
 そしてそのぶちネコも、大ネズミに頭をかまれて死んでいました。
 島の内のとらはと見れぱ、大ネズミの腹にかみついたまま虫の息です。
 さっそく手厚い治療をすると、とらは命をとりとめることができました。
 惣兵衛はとらネコをだいて、市兵衛宅へでかけ、あつくお礼をのべて帰ってきました。
 死んだぶちネコは、桜の木の根もとに、千代が墓を立ててほうむったという事です。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → エッフェル塔の日
きょうの誕生花 → はまかんざし(アルメリア)
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3月30日の日本民話 オオカミばあさん

2008-03-30 06:48:46 | Weblog

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3月30日の日本民話

オオカミばあさん

オオカミばあさん
京都府の民話京都府情報

 むかしむかし、たびたびのききん(→不作のために食べものがたりなくなること)にくわえ、わるい病気がはやって村人たちがおおぜい死んだことがあります。
丹波(たんば→京都府)の山あいの村に、スギというおばあさんがすんでいました。
「ああ、うちにも孫がでけた。ええ男の子や」
そういってよろこんだのもつかのまで、ある年の秋、息子と嫁とかわいい孫が、あいついで死んでしまったのです。
一人っきりになったおばあさんは、生きる気力をなくしてしまい、
「生きていてもしかたねえ、はよう、わしも死なしてくれえ」
と、ただ泣いてくらしていました。
まもなく冬がきて、山に雪がふりはじめたころ、おそろしいオオカミが里のほうへおりてきました。
そして子どもがオオカミに食い殺されたので、村人たちは大さわぎです。
おスギばあさんが人前に姿を見せなくなったのは、そのころからでした。
と、いっても、決していなくなったわけではなく、夜になると家には明かりがつきましたし、かまどのけむりもあがります。
そのころ、村にはおそろしいうわさが広がりました。
「あのばあさん、オオカミをかっとるんや」
「そうそう、朝晩、オオカミにごはんをたべさしているそうだ」
うわさはうそではないらしく、夜ごとにウォーンという、オオカミの鳴き声がすぐ近くで聞こえ、月あかりの庭さきを通っていく黒いけものを、何人もの村人が見たのです。
そこである晩、男たちが火なわ銃を持って、おスギばあさんの家の近くへいってみました。
ひっそりとした家に、あんどんのあかりがともっていました。
そのあかりで、しょうじに大きくおばあさんとオオカミのかげがうつりました。
鉄砲をもった男たちは、みな足がすくんでしまい、
「あれにとびかかられては、このくらい夜のこと、ズドンとうつまもないぞ」
と、ぞろぞろにげてかえりました。
それからしばらくしたある日、おスギばあさんがめずらしく外へでかけると、お坊さんをつれて戻って来ました。
お坊さんは土間(どま→家の中でゆかをはらず、土のままにしてある所。主に台所)からとびだしてきたオオカミを見てビックリしましたが、そのオオカミにむかって、おばあさんがいいました。
「わしなあ、お前が家のうらまできた日には、『はようわしをたべてくれ、息子や孫のところへいかしてくれ』そうおもうて戸をあけたんや。そやけどお前は、このわしをたべなんだ。わしがたいたごはんをたべて、いままでいてくれた。おかげで、きょうまで命をながらえることができた。お前には礼をいわんならん。だども、いつまでもというわけにはいかん。ありがたいお経を聞いて、山のなかまのところへかえってくれ」
「えっ、おほん。それならオオカミや、よう聞くがええ」
お坊さんは、あがりがまち(→家のあがり口)に立って、お経をとなえだしました。
オオカミはキバをむいて土間を歩きまわっていましたが、しだいにおちついてお坊さんのまえにすわりこみました。
するととつぜん、耳をつんざく音が、うしろの山のほうまでこだましたのです。
しょうじのかげには、鉄砲をかまえたおばあさんが立っていました。
土間には血にそまったオオカミがいて、もう死んでいました。
「なんぼわけがあるいうても、お前は村の子どもや旅の人をおそうた。つらいけど、わしはこうするしかなかったんや。ごめんな」
おばあさんの目から、なみだがあふれておちました。
そしてお坊さんの手をかりて、オオカミのなきがらを山へはこぶと、てあつくほうむりました。
こののち、村ではだれ一人オオカミにおそわれるものはなかったそうですが、おスギばあさんはその日いらい姿をけして、二度と村には戻ってこなかったという事です。

おしまい

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3月29日の日本民話 大工の神さまと天人

2008-03-29 05:30:36 | Weblog

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3月29日の日本民話

大工の神さまと天人

大工の神さまと天人
鹿児島県の民話鹿児島県情報

 むかしむかし、あるところに、とても腕のいい大工さんがいました。
 でも、この大工さんには、まだお嫁さんがいません。
 そこで、同じ村にきれいな娘さんがいたので、
「ぜひ、わたしの嫁になってください」
と、お願いしたのです。
 すると娘さんは、嫁になるのをことわるために、
「たたみが六十枚もある、大きな家を一日でたてる事が出来たら、あなたの嫁になりましょう」
と、出来もしない事を言ったのです。
 大工さんは、どうしても娘さんをお嫁にしたかったので、
「よろしい。一日でたてましょう」
と、言ってしまいました。
(ああは言ったものの、弱ったなあ。どうしよう?)
 大工さんはしかたなく、ワラ人形を二千個もつくって、なにやらおいのりをしました。
 そして、ワラ人形にフゥーーーッと、息をかけると、不思議な事にワラ人形はたちまち人間の 大工さんになって、あっというまにたたみが六十枚もある大きな家をたてることが出来たのです。
 大工さんは大喜びで、さっそく娘さんのところへ行くと、
「約束どおりに家をたてたから、わたしの嫁になってください」
と、言いました。
「本当に?」
 娘さんが行ってみると、そこには大きくてりっぱな家がたっています。
 約束どおりの、たたみが六十枚もある家です。
「しかたありません。あなたの嫁になりましょう」
 そういって娘さんは、大工さんのお嫁さんになりました。
 大工さんは大きな家で、お嫁さんとなかよくくらしました。
 そして二千人の大工さんたちは、あちこちの国へ出かけて、家をたてたり、橋をつくったりしました。
 ところが何年かすぎたころ、お嫁さんが大工さんに言いました。
「今までだまっていましたが、わたしは人間ではなく、天の国からやってきた天人(あめひと→天から来た人)です。そろそろ天の国へもどらなくてはなりません」
 すると、大工さんも言いました。
「じつは、わたしも人間ではありません。わたしはてんごという大工の神です。それでは、一緒に天の国へ行ってくらしましょう」
 そこで、あちこちに出かけている二千人の大工さんを呼び戻して、一人一人に息をふきかけて、もとのワラ人形にかえました。
 神さまは千個のワラ人形を海へ、のこりの千個のワラ人形を山へ行かせることにしました。
 神さまがおいのりすると、すぐに風がふいてきて、ワラ人形を海と山に運んでいきました。
 やがて神さまと天人は、天高くのぼっていったのです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → マリモの日
きょうの誕生花 → アリッサム
きょうの誕生日 → 1982年 滝沢秀明 (タレント)

きょうの日本昔話 → むこのひとつおぼえ
きょうの世界昔話 → ネズミとゾウ
きょうの日本民話 → 大工の神さまと天人
きょうのイソップ童話 → ヒツジ飼いとオオカミの子
きょうの江戸小話 → 手品の種

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3月28日の日本民話 娘のお百夜まいり

2008-03-28 05:19:40 | Weblog

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3月28日の日本民話

娘のお百夜まいり

娘のお百夜まいり
山形県の民話山形県情報

 むかしむかし、ある村の寺は、たいへんよくきく魔除け(まよけ)のおふだをくれる事で知られており、遠くからも多くの人がおとずれました。
  ある夏のタぐれどき、一人のきれいな女の人が寺の門をたたきました。
「魔除けのおふだをもらいにまいりました。どうぞ、一枚わけてください」
  ですが、あいにくとその晩は和尚(おしょう)さんが町に出かけていたので、寺の小僧(こぞう)は気の毒に思いましたが、明日の晩にまた来るようにと帰ってもらいました。
  さて、和尚さんが帰って来て小僧からその話をきき、
(そんなに美しい女が、この村にいたのかな?)
と、明日の晩を楽しみに、ふとんに入りました。
  その夜のこと、和尚さんの夢の中に本堂(ほんどう)の仏さまが現われて、
「おふだをもらいに来る娘は、和尚を食べに来た裏山にすむバケモノじゃ。百夜通わせて弱らせてから、おふだをくれてやるとよい」
と、言ったのです。
  タ方になると、昨日の美しい女がやって来ました。
「和尚さまのおふだを、分けて下さい」
  和尚さんが門のすきまからのぞいて見ると、今までみた事もないほど美しい娘でした。
  和尚さんはうっかり門を開けそうになりましたが、仏さまの言葉を思い出していいました。
「すまぬが、わしのふだは貴重(きちょう)な物。お前さまには百夜の願をかけねば、やるわけにはいかんぞ」
  すると娘は、悲しそうな顔をして帰って行きました。
  美しい娘はそれから毎日タ方になると、山門まで願をかけに訪ねて来ました。
  夏がすぎ、秋も終わる頃、美しい娘は和尚さんがかわいそうになるほど弱ってきました。
  さて、いよいよ百日目になりました。
  和尚さんと小僧は悪魔退散(あくまたいさん)のおふだを山門のあちこちにはると、本堂でお経を読み始めました。
  山門にやって来た娘は悪魔退散のおふだを見るとブルブルとふるえだし、たちまちまっ黒なバケモノのすがたになって山門を打ちやぶると、寺の中に入ってきたのです。
  その時、天から一条の光が境内(けいだい)の池に差し込むと、水しぶきをあげてがとび出して、バケモノと、とっくみ合いの戦いを始めたのです。
  たいへん力の強いバケモノでしたが、お百夜まいりで弱っていたので、最後には竜にたおされて池にひき込まれてしまいました。
  その事があってから、この寺を竜徳寺(りゅうとくじ)と呼ぶようになったのです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → シルクロードの日
きょうの誕生花 → たつたそう
きょうの誕生日 → 1975年 神田うの (タレント)

きょうの日本昔話 → 大工と鬼六
きょうの世界昔話 → 美しい妹と九人のにいさん
きょうの日本民話 → 娘のお百夜まいり
きょうのイソップ童話 → オオカミと仲なおりしたイヌ
きょうの江戸小話 → ちっとも変わらん

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3月27日の日本民話 早業競べ

2008-03-27 05:49:21 | Weblog

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3月27日の日本民話

早業競べ

早業競べ
熊本県の民話熊本県情報

 むかしむかし、長者(ちょうじゃ)が、《日本一仕事の早い者をやとう》と、お触(ふ)れを出しました。
 すると、三人の男たちが集まって来ました。
「では、お前たちの腕前を見せてもらおう」
 長者が言うと、最初の一人が進み出ました。
「では、わたしから」 
 最初の一人は、十本のウメの木からいっぺんにウメの実をたたき落として、それが地面に落ちる前に全部受け取ってしまったのです。
「これは見事、見事じゃ」
 長者が喜んでいると、次の男が進み出ました。
「いやいや、それくらいのことでおどろいていてはいけません。だいいち、ウメの実の雄梅(おうめ)と雌梅(めうめ)とをより分けていませんでした」
「ほう、ウメの実に雄(おす)と雌(めす)があるとは知らなかった。して、お主は、どういう早業を見せてくれるのか?」
 すると、二番目の男は、
ノミを一升(いっしょう)ばかり集めて下され」
と、頼みました。
 長者は大勢の村人に命令して、一升(いっしょう)ます一杯のノミを集めさせました。
 そして、
「さあ、これをどうしてくれんじゃ?」
と、聞くと、二番目の男はいきなり一升ますをひっくり返しました。
 さあ大変です。
 ノミはいっせいに飛びはねながら、逃げていきます。
「ご心配なく」
 二番目の男は、近くにいた女の人の長い髪の毛を二、三本抜くと、とびはねるノミを片っぱしからとらえて、髪の毛で一匹、一匹の鼻ぐりに通して、ノミの輪を作ってしまったのです。
 あまりの早業に、長者はビックリです。
「こりゃたまげたわい」
 三人目の男がこの様子を見て、長者に言いました。
「いやいや、これくらいでおどろいていてはいけません。今のはだいいち、ノミのオスとメスとをより分けていませんでした」
「ほう、それならお主は、何を見せてくれるのじゃ?」
 ちょうどそのとき、長者の屋敷(やしき)の屋根普請(やねぶしん)に来ていた者が一人、高い屋根から足をふみすべらせて、下へ落ちてしまったのです。
 それを見た三人目の男は、さっと裏山にかけ込んで竹をきり、その竹で大きなカゴを作り、次にウマ小屋に飛び込んでワラたばを取って来て、大きなカゴに敷き詰めると、屋根から落ちて来た男を大きなカゴで、見事受け止めたのです。
「こいつはたまげた。人が落ちてくる間に、ワラたばをつめたカゴを作って人を受け止めるとは」
 三人が三人とも、すご腕の早業だったので、長者はやとうのをやめて、三人を客人(きゃくじん)として大切にもてなしたという事です。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → さくら(桜)の日
きょうの誕生花 → しょうじょうばかま
きょうの誕生日 → 1970年 マライア・キャリー (歌手)

きょうの日本昔話 → 金のナスビ
きょうの世界昔話 → 水の妖精
きょうの日本民話 → 早業競べ
きょうのイソップ童話 → ロバとキツネとライオン
きょうの江戸小話 → 故郷に錦をかざる

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