jamzIpのsatoカケラ

jamzipsatoが綴る日々のカケラ

富士山、登頂そして帰還までの道のり(長いぞ)

2009年08月07日 | Weblog
さて5合目から、歩く歩く、また歩く。



1時間半後。まだにこやか。高山病って何ですか?



きーん!!まだまだ余裕。雲海が綺麗。
美しすぎて、体で表現したらこうなった。


7合目あたり。
疲れが出始め、希恵ちゃんが眠気を訴える。
真琴氏、余裕。
全員のポカリスエット4.5リットルと、衣類をかついでくれましたー。
やるぅ~。山登り経験数知れず。
数週間山で暮らしたこともあるそうな。


溶岩の道が始まる。
足、くじきながらも登れたのは、以前紹介した登山靴のおかげだょ。
あとでわかったのだが、ハイカットの足首のぐるりに内出血ができてた!
内出血だけですんだけど、ローカットの運動靴なら、捻挫で即効下山。

山の天気は一瞬で変わるょ。霧が出始めたら30秒でこうなった。


希恵ちゃんの顔が山登りの厳しさ?を物語る(笑)
私、完全に太陽の直射日光と気圧のせいで頭痛。
笑顔も力なく・・・


だけどもだっけどー。
この景色みたら、また歩こうと思わされる。地上は、はるか遠く。
って、いうかさ。
もう登るしかないじゃん。



9合目。
殺す気か!

ってゆうかさ、このあたりではもう泣いてました。(笑)
というか8合目ですでに。
思うように登れなくて。足が上がらない。
足の付け根がギクギク鳴って、油ぎれと、炎症。
足が棒。棒は足。
腕で足を引っ張って、砂利と、岩と格闘。

頭ガンガン。
思考回路テイシです。
希恵ちゃんのプリおけつポーズに唯一癒される。


9合目の途中。
5歩歩いて休む。息が切れる。

もう、だめです。
頂上は、どこだぁぁぁ・・・?(悶)
希恵ちゃん、この場でおにぎりを食す。
真琴氏も、元気。

運動不足の私は、もう瀕死の魚。
携帯酸素を持っていったが、気休め。でもないよりはまし。


きたーーーーーーーーーーー!
頂上の噴火口前で。
登ること8時間。私の歩みが遅すぎて、予定より1時間も遅れたけど、
なんとか到着。
しかし、あまり記憶がないのと、ついに吐き気に襲われる。
むっはー。
自然の驚異の前で、なすすべもない。
ああ、人間。
人間だもの。みつを。


富士山の始まり。噴火口。
超巨大な穴に、万年雪が残る。
気温、6度。
風は冷たく。
圧倒的に、ずーっとずーっとそこにある。


ちょっと(だいぶか・・)はしょったけど、
砂利道オンリーの下山ルートを超人的な方法(企業秘密。嘘!)で下り、
5合目に帰還。超人的な方法とは、必殺、後ろ歩き。
3倍速で降りられる。

もう、足の感覚がない。
でも、達成したで!!やったーーーーーー!!!

写真には撮らなかったけど、外人の登山客の装備はあまりにも軽い。
ワンピースいっちょで登る女性がいたり、
気温5度とかやのに、半そで短パンと、
運動靴という軽装備できている人が意外にも多い。

そして、登るのはやい。
恐るべし。

こんだけ書いても、まだまだ伝えきれないなぁ。
気持ちがまだまとまらないのだ。
帰ってきた今は、体の疲れよりも、気持ちがよく、
なんだか新しい気持ちになってる。
「何を」得たのかは具体的にはわからないけど、
これから、それを確かめていきたい。
あの苦しさを経験したら、何でもできるような気がするんだー。

美しい日本一の山。富士山。
厳しい自然の中に、本当の美しさがあった。

こんな気持ちをまた歌に託してゆきたいとおもう。

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