恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

4/25(日)末廣亭昼席(主任:初音家左橋)

2021年04月25日 | 噺とか
東京では3度目の緊急事態宣言発令となり、その初日。
寄席も含む劇場には「無観客開催」を要請したんだそうですが、
このたび上野・浅草・新宿・池袋の定席は休業しないことを決定。
寄席演芸が「不要不急」ではないとしたことが理由なんだそうで、
詳しくは調べると記事がたくさん出てきますので、そちらで。

そんな中、「友の会」のチケットの期限が迫っており、
どうしたものかと思案しつつ、一念発起して末廣亭に足を運びました。
開場間もない頃こそ客席は閑散としたものでしたが、
昼席のトリのことになると50%に入場制限された場内はほぼ満席に。
「空席以外はみな満席」というのはまさにこんな状況。
これこそ寄席演芸が不要不急でないことの証かもしれません。
感染対策もかなりしっかりしてますからね、
換気のし過ぎで近接の飲食店の匂いがしっかり入ってくるため、
後半の空腹時にはかなり堪えますが・・・。

「道灌」    駒介
「鰻屋」    小駒
「あくび指南」 小せん
「茗荷宿」   白酒
「漫談」    丸山おさむ
「生徒の作文」 駒治
「紀州」    萬窓
 -換気休憩-
「奇術」    伊藤夢葉
「無精床」   志ん彌
「鴻池の犬」  正雀
「紙切り」   正楽
「啞の釣り」  一朝
 -仲入り-
(演題不明)  ぎん志
「漫才」    笑組
「堀之内」   一之輔
「桃太郎」   圓太郎
「曲ごま」   紋之助
「寝床」    左橋

今回の昼席、全体的には中堅からベテランの技が光ったかな、という印象。
でもって、寄席の定番の噺を新たな視点で聞かせてもらったなぁと。

小せん師匠の「あくび指南」は寄席でたびたび聞く噺なのですが、
中身がかなり工夫されており、楽しい仕上がりになっていました。
前半部分はかなり省略されているものの、
稽古の中身の部分がかなり独自の内容に。こういうのを聞くと得した気分になります。

また、一朝師匠の「唖の釣り」と一之輔師匠の「堀之内」が今日の2大ヒット。
この子弟の力、おそるべしですね。
一朝師匠の奇をてらわず、かつコミカルな動きはさすがだし、
一之輔師匠のくすぐりや噺の構成力もさすがといったところ。

圓太郎師匠の「桃太郎」もこれまたかなり独自路線。
ご自身の小4のお子さんのエピソードを交えつつ、
「桃太郎」をここまで面白く描く技術はさすがだなぁ。

ぎん志師匠は真打になられてからたぶん初めて。
金馬師匠(金翁師匠)のことをイメージしたリハビリの噺でした。
また、師匠でもありトリの左橋師匠の「寝床」もたっぷりと楽しませていただきました。
左橋師匠は巣鴨のスタジオフォーでたびたびお目にかかりますが、
安定力がありますね。

夜席も魅力的な顔付けなのですが、ここは潔く昼で退散。
それでも十分に満足な末廣亭でございました。
コロナに負けず、今後も寄席は続けてほしいものです。

恐懼謹言。

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