恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

3/7(土)亀戸演芸会@亀戸梅屋敷

2020年03月07日 | 噺とか
正式名称は「亀戸梅屋敷寄席」だと思うのですが、
終演後のホワイトボードに「亀戸演芸会」とあったので、そんなタイトル。

世間を騒がせる新型コロナウィルスの影響で、
本来ならば今日開催されるはずだった国立演芸場の「花形演芸会」も中止に。
そこに顔付けされていたメンバーを救済する意味もあってか、
三遊亭好の助師匠が主催して急遽この会を開催したんだとか。
告知されたのが10日前ということでしたが、開場はほぼ満員。
コロナへの不安はどこへやらといった感じですが・・・。

「壷算」   宮治
「厩火事」  志ん吉
「花見小僧」 夢丸
-仲入り-
「刀屋」   天どん
「代書屋」  好の助

開口一番は宮治さん。いきなりながら、かなりの熱量です。
池袋で行われている松之丞改め伯山襲名披露興行をあれこれといじりつつ、
「壷算」へと入っていきます。が、これも通り一辺倒のものではなく、
世相やらコロナウィルスやらを交えつつ、面白おかしな展開へ。
客席も大いに沸いて、開口一番から大盛り上がり。
脱線しすぎて途中でこんがらかってしまいましたが、
自粛ムードで中止が相次ぐ落語会を嘆く噺家さんの気持ちが表れた高座だったかも。

二番目に上がるのが志ん吉さん。
花形演芸会でのレギュラーを狙っていたにもかかわらず今回が中止。
相模原の若手落語会に向けても意気込んでいたのにこれも中止。
この辺の残念な思いを語りつつ、一花さんと馬久さんの結婚にも触れ、
そんなエピソードを交えた「厩火事」になりました。
志ん吉さんの鉄板ネタは「紙入れ」だそうですが、
それと同様、女性の色っぽさのようなものがうまく表されています。

続いては三笑亭夢丸さん。この方も久しぶりにお目にかかります。
これまたやはりコロナの影響で中止になる落語会へのあれこれ。
2歳ちょっとの娘さんからも心配される有様なんだそうで。
噺はこれからの季節にちょうどいい「花見小僧」で、この噺もご無沙汰。
この噺の型もいろいろあるのか、ところどころ聞き覚えのないところも。
定吉のうろたえぶりとか悪ノリぶりとか、あれこれ楽しませていただきました。

仲入りの後は天どん師匠。
前に「花見小僧」が出ていたので、よもやとは思いましたが、
「おせつ徳三郎」の後編にあたる「刀屋」を口演されました。
かなり以前に下北沢の独演会で天どん師匠から通しで聞いていましたが、
まさかこんな形で聞くことになるとは嬉しい誤算。
「花見小僧」に比べると何となく暗いトーンの噺ですが、
そこはしっかりと笑いをとってくる天どん師匠、さすがというところ。
サゲの部分間際も以前聞いた時からはかなり変化していたような。
噺も進化するもんですね。

トリに上がった好の助師匠。今回初めてお目にかかります。
2年前に林家九蔵襲名問題で話題になったぐらいしか知らず。
OGPイメージ

なぜ林家正蔵は、三遊亭好の助の林家九蔵襲名に待ったをかけたのか(堀井 憲一郎) @gendai_biz

「悪しき前例を作りたくない」。林家正蔵はそう言って、三遊亭好の助の林家九蔵襲名に待ったをかけた。いったいなぜ?

現代ビジネス

 

詳しいことはあまりわからないのですが、あれこれ調べると評判は上々。
楽しみにしておりましたが、最後にさらっと「代書屋」を。
好楽一門の弟子入りの方法やら近年のらくごブームのことなどを交えつつ、
短いながらも楽しい高座でありました。ところどころドギツイ内容もありましたが・・・。
終演後、応援する意味も込めて幻の「林家九蔵」手ぬぐいを買い求めてしまいました。

こういう大変なご時世の中、こういう会を開くのも大変なこと。
その心意気、大切にしたいものです。
くれぐれも落語会や寄席からコロナ感染者を出さないことを祈りつつ。

恐懼謹言。

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