恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

1/5(日)黒門亭1部(主任:三遊亭金時)

2020年01月05日 | 噺とか
正月特別番組の黒門亭です。
去年も1日だけ彦いち師匠がトリの際に足を運びました。
正月興行ということで顔付けもよく、抽選会もあるのはいいですね。
今年も初日の白酒師匠がトリをとったときには早々に札止めだったそうで、
余裕をもって開演1時間半前に足を運びます。
それでも既に行列ができていましたが、幸い早い段階で整理券が出て、
寒い中で延々と並ぶという事態は回避されました。
かゑるさんに感謝です。

市童・緑太「ラップで落語」(転失気・芝浜)
小三太「寿限無」
かゑる「ものまね大百科」
 茜 「初恋閻魔」
-仲入り-
文 菊「長短」
金 時「鰍沢」

オープニングは市童さんと緑太さんが「ラップで落語」を披露。
初めて知ったのですが、YouTubeに動画があるんですね。
黒紋付にサングラス姿、高座にスピーカーを置いて落語のストーリーをやる趣向。
多分かなり練習したんだろうなぁ。
一度失敗してやり直すハプニングもありましたが、これはこれで面白い。
時間があるときにYouTubeを覗いてみようっと。

小三太師匠は初めてお目にかかります。
小ゑん師匠のTwitterなどの中でお名前を拝見した程度。
寄席でもあまりお見掛けしない師匠だと思います。
この日は扇子を忘れてきて高座に上がるも、扇子を使うような噺はしない、
と、どこか泰然としている様子。
最近はぬか漬けにはまっているというマクラから「寿限無」へ。
うーん、まぁ、とにかく師匠の人柄の良さは伝わってきました。
油断したところで時事ネタのくすぐりを入れるあたりもなかなか。

本来の出番ならここで文菊師匠なのですが、わけあってこの時間に到着しておらず、
黒門亭番頭のかゑるさんがここで時間繋ぎ。
足利に行く際に電車の中で遭遇したおばさんの話をマクラで。
そこから噺に行くか、ものまねで行くか客席で決をとってものまねへ。
話題の松之丞さんやら、馬玉さん・三三師匠のモノマネなど、
なかなかハイクオリティなものまねで会場を沸かせておりました。さすが。

講談の茜先生、初めて聞く新作講談でした。
自作の張り扇をいくつか高座で披露されておりました。まぁネタでしょうけどね。
強欲なおばさんがひょんなことから閻魔大王の前で裁きを受けるも、
ひょんなことから若いころの初恋の話にエピソードが及ぶと・・・という感じ。
茜先生の新作は「幸せの黄色い旗」や「好き好き金右衛門さま」に続いて3つ目。
どれも温かくていい感じ。

仲入りをはさんで出番の変わった文菊師匠は平身低頭で。
周りの人間が出演時間になってもいない現場に居合わせたことがあっても、
まさか自分がその当事者になろうとは・・・と反省しきり。
その影響もあってか持ち時間も短めで、
いつもの寄席でよく見かける「長短」でしたが、
いつもより間近に見られる分、しっかりと楽しませてもらいました。

トリの金時師匠はこの秋に5代目「金馬」を襲名されます。
当代が高齢とはいえ健在な中で、名跡を継ぐというのもなかなか珍しいですね。
5代目は大したことない、なんて言われないように頑張りますと意気込みを。
そこから、最近は御朱印集めにはまっているというエピソードから信心の話、
そして本題の「鰍沢」へ入っていきました。
この噺を聞くこと自体が2回目なのですが、全体を通じて笑いは少ないんです。
金時師匠のこの噺を聞いているとどんどん引き込まれていきまして、
寒い雪の降る風景や、家の中で火に当たって暖をとるシーン、
玉子酒を飲み干すシーンなど、情景が浮かんでくるのは素晴らしいなと。
30分ほどの噺でしたが、あっという間に感じられました。
秋の襲名披露が楽しみであります。

その後のお年玉抽選会では演者の手ぬぐいや色紙、
黒門亭のクリアファイルをめぐってじゃんけん大会。
私も何とかありがたくクリアファイルをいただいて帰ることができました。
イス席ではなく、腰への負担が多い黒門亭ですが、今年も足を運んでいきたいものです。

恐懼謹言。
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