JAHPON LAND( Pucci )

スケートファニチャーやステンドグラス作品などJAHPON.comとして活躍する作家 土屋隆亮(プチ)のメッセージ!

グラフィティ

2007年06月22日 | Weblog
グラフィティについて、身近にも活動している友達がいるので時々考察してしまいます。街に突然登場するボム(落書き)で、好みのキャラクターを見つけると、スプレーの精霊を探す様に見つけるのを楽しみにしていたりしますが、自分が借金して建てた家や店、まさか車なんかに描かれちゃったら嫌ですよね。「なぜその情熱を白いキャンバスにぶつけないのか?」と普通に思うのですが、これはARTや美術の世界を知っているからゆえの発想で、彼らには最初からキャンバスはストリートしか存在し無かったのです。自分の存在の証明を仲間同士示し合うコミュニケーションツールだとか、その純粋さには無理矢理納得させられそうな魅力がたっぷりあるのです。自分も含めART思考な人は表現全てに進化や成長を求めてしまう癖がありますが、それは「人間は飽きる」という解釈が前提なので、全ての人に絶対には適応しないし、飽きるスピードが早過ぎるかもしれないのです。話を聞くとそれぞれ進化はしているのですが俯瞰で見たら「いつまでも街に落書き」と見えてしまうのも当全です。型にはまるという見方は色んな型を知っている勉強の出来る人の見方で、視野の広い優良な感覚ですが、あまりにも純粋な彼と接して「それだけでいい良さ」「どこも目指していない良さ」に感動してしまったのです。いつか美術館で個展を開く...的なグローバルな思考はある意味不純とも考えられます。おれのグラフィティに持つ魅力は、テリトリーパトロールという点です。その「地元愛,郷土愛」はストリート大好きのスケーターやサーファーのローカルスポットを守る感覚と同じで、ただ税金を払っている人よりも地面と深く関係,会話していて、土地を擬人化すると喜んでいると思うのです。特に都市は関係してあげないと死んでしまうと思います。そんな素晴しい側面が冷めた街と折り合い昇華したなら、おれは泣いてしまうと思います。横浜の桜木町ガードの様に歩み寄り合い、少しのルールをやんちゃボーイが渋々受け入れる。夢の明るい未来は、そこが子供の美術青空学校だね。「悪い事はカッコイイ」だけで活動しているポーザーでは無い証に、地元の町内会長のじじいや小学生のガキと仲良くためしてみてほしいです。スケートスタイルもナイスな彼の名言「毎日自分越え!」ちゅゎい~~っす、最高です。だ~いこ~んく~~ん