Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Deep Soul Compilations

2007年08月19日 | Soul, Funk
思えばかつては60'sからEarly70'sのディープ・ソウルを結構追っかけていた時期がありました。45'sは入手が難しいし、CD時代になってめったやたらにCD化されとてもついていけなくなって手持ちを聴くことがあっても「買う」ことには疎遠気味。そんななかで何気に検索してしていたらかつて聴き狂った自分の中での(チト、オーバーですが)ディープ・ソウルの道標とも云うべき2曲が入ったコンピ見つけて早速オーダーし入手した次第。

1,Dave Godlin' Deep Soul Treasures:Taken from the Vaults Vol.1/V.A (Kent) 1CD 2,198円
先ずは70年にJubileeから出たTimmy Willisの"Easy as Saying 1-2-3"。初めて聴いたのは70年代半ば頃、多分FM東京でオンエアされていたディープ・ソウルばかりを何のインフォメーションも入れず立て続けに流していた「ブラック・サウンド何とか(思い出せません)」なるラジオ番組で。そのエア・チェックをそれこそ擦り切れるほど聴きました。(蛇足ながら短命だったと思われるこの番組ホントに凄くてメチャメチャ影響されました)
で 探した、探した、45's。でも叶わず。やっと音盤として入手できたのは80年代に入ってわが国のマニアが制作したと思しきBoot LP「Original Golden R&B from N.Y.City Vol.1」にて。このLP(Vol.3まであった)にも本当にお世話になりました。
で その後やっと45'sを入手できたのは10年位前。意外の安価で良く行くレコ屋のエサ箱で。聞けば「そんなにレアじゃないのですが...」とのことで今のDeep Soulマニアさん達にとっては持ってて当然の45'sらしいです。

とまぁ、戯言が続きましたが、この曲ホント素晴らしいです、教会オルガンのようなイントロからコレしかないギターが入って情感を押し殺したボーカルが入ってきて、後半は悶絶の盛り上がり。

さて このCD、タイトルになってるDave Godinって英Kentのオーナーさんなのでしょうか、この人が編纂したもので既に4枚出ているようです。"Easy as Saying 1-2-3"狙いだったものでまだ聴ききれていませんのですが、それはそれはディープです。真夏の暑い夜、じっくり聴きこんでみましょう、眠れなくなること必至でしょうが。
このVol.1の詳細はこちらで。



2,A Fine Time:The South Side of Soul Street-The Original Minaret Masters (Sundazed) 1CD 2,355円
で こちらのコンピの目玉はDorris Allenの"A shell of a Woman"。私にとってのレディ・ソウルのフェイヴァリット・シンガーはアン・セクストンとバーバラ・リンなんですが、この1曲となれば、やっぱコレです。

初めて聴いたのは上記のラジオかも知れませんが、コッチは当時(76年頃)あっさり45'Sが入手出来て(確か吉祥寺の芽瑠璃堂)て聴き狂ったもの。その後P-Vineで他2曲とビッグ・ジョン・ハミルトンとのデュエット3曲がLP化されたのは記憶に新しい(といってももう20年も前か!)ところ。

で 本CD、Sundazedが編んだナッシュヴィルのMinaretに録音されたソウル・トレジャーのコンピ(録音は67年~70年)。このMinaret、SSS-Inter傘下になったこともあって比較的45'sは入手し易すかったように思います、そんなことでビッグ・ジョン・ハミルトン(何であの素晴らしいブルース"The Train"が入っていない?)、ウイリー・コブス、ジョーニー・ダイナマイト等、私にとっては身近な存在のレーベルです。
レーベル・オーナー、バックが白人(といってもこの頃のソウル・ミュージックの制作の大半は白人主導だったりするのですが)でナッシュヴィルのレーベルということもあってかカントリーっぽさもあるやや軽めなライトなサウンドが特徴でしょうか。
但し、前述の"A shell of a Woman"はうってかわったソリッドなバック、完璧なサザン・ソウルです。
こちらのCDもまだ聴ききれていませんが、ジョニー・ダイナマイトの"Everybody's Crown"が大好きなジーター・デイヴィスを想起させる素晴らしいバラードで耳を惹きました。

ジャケットを飾る女性はあのキャンディ・ステイトン。なんでMinaretにキャンディ? と思ったらCandy & Billyの名でデュエットを吹き込んでいたんですね、恥ずかしながら知らなかったです。

詳細はこちらで。


Minaret

コメント    この記事についてブログを書く
« The Rose Garden - Free Beer | トップ | Jeffrey Foskett - Brian Gari »

コメントを投稿