Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Herbie Mann 1957 - Maynard '63

2009年12月12日 | Herbie Mann
1,Herbie Man Quintet feauturing Jack Sheldon (Jazzland) 1LP 100円
Jazzlandの5番、これが100円。ジャケットにやや難ありとはいえ、ったくなんとも。某DUでの630円以下100円セールでの見っけものです。

Jack Sheldon (tp)
Herbie Mann (bcl)
Jimmie Rowles (p)
Buddy Clark (b)
Mel Lewis (d)

Los Angeles, CA, July 3, 1957

Side A
1,The Theme
2,Lady Bird
3,Get Out Of Town
Side B
1,Is It True What They Say About Dixie?
2,A Handful Of Stars
3,A Stella Performance

このJazzland JLP-5は調べてみると Riverside RLP 12-245 「Herbie Mann's Californians - Great Ideas Of Western Mann」の再発盤のようで、マン先生唯一のRiverside盤のようです。

東海岸本拠のRiverside制作にも関わらず西海岸のL.A.に乗り込み現地のミュージシャンと制作したもの。マン先生はそのキャリアの初期である50年代にはテナー・サックスを吹いていたことは知られるところですが、本盤では何を思ったのか全編バス・クラリネットを吹いています。

ジャズでバス・クラリネットと云えば今も昔も(今は違う?)エリック・ドルフィーなわけですが、ここで聴かれるマン先生のそれはドルフィーのいななきバス・クラとは違い(当たり前ですが)至極真っ当な吹き様。 それが如何にもウエスト風なリズム・セクションに乗って軽やかに響きます。但し、刺激は無しの極めてオーソドックスなフォービート・ジャズ。


こちらがRiverside盤「Great Ideas Of Western Mann」。Fresh SoundとOJCで再発されているようです。
Man Calfornians




2,Maynard'63/Maynard Ferguson & his Orchestra (Roulette) 1LP 630円
カナダはケベック州出身のトランペッター兼バンド・リーダー、メイナード・ファーガソンの1963年盤。

ファーガソンのバンドというとラッパ隊が暴れ捲くるモダンなアレンジが特徴だったわけですが、この63年盤でもそれは聴けてマコトに爽快。泥臭いブルースがあったり急速アンサンブルがビシビシ決まる曲があったり聴き応え充分でした。

あのブラスロック・バンドのチェイスを率いたビル・チェイスがこのファーガソン・バンド出身だったのは知られるところですが、このアルバムではまだ参加していないようです。


Maynard63

コメント (2)    この記事についてブログを書く
« Some Bootleg CD | トップ | Down Homers - Breakdown »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Herbie Mann & Californians (Gravenites)
2009-12-20 06:26:42
ジャズランドとリバー・サイドのがこれまた同じ内容とは今回初めて知り、複雑な心境です。でもジャケットもいくら系列でも違うレーベルだからいいと自分を納得させました。
このアルバム、本当にオーソドックスな内容ですね。しかもバス・クラリネットなので、よさを理解するには何度も聞き返さなければなりません。
返信する
Herbie Mann on B.C. (Jahking@管理人)
2009-12-21 19:40:35
バス・クラって普通に吹くとこうゆう音だったのか、と当たり前のことが判るアルバム。オーソドックスに吹かれたバス・クラが全編で聴けるジャズ・アルバムって殆んど無いような気がするのでその意味では貴重というか珍しいアルバムですね、これ。しかし、今の私には刺激無さ過ぎ...というのが正直なところです。
返信する

コメントを投稿