Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

70's British Rocks

2006年12月03日 | 60's,70's Rock
1,Red Queen to Gryphone Three/Gryphon(Transatlantic) 1LP 500円
ルネッサンス~バロック音楽の様式とロックのフォーマットを巧みに融合させて中世風ポップ・ミュージックとうい独自の世界を作り出したバンドがこのグリフォン。本盤は74年発表のサード・アルバムにして日本でのデビュー・アルバム。邦題は「女王失格」。イエスのワールド・ツアーに同行したことで一躍知られたようですが、全曲インストのこのアルバムでもイエスの影響はあるものの今聴いても新鮮でユニーク。稀有なバンドですね。初期サード・イヤー・バンドも同じように中世音楽を取り入れてましたが、あそこまで暗黒の音楽ではなく、所謂プログレッシブ・ロックです。

2,Never Turn Your Back on a Friend/Budgie(MCA) 1LP 500円
ブラック・サバスにも通ずるブリティッシュ・ハード・ロック・トリオのバッジー、73年発表のサード・アルバム。邦題は「友情」。
カン高いボーカルにやや好みがわかれるところかも知れませんが、ギターのヘヴィーなウネリに重いリズム、正にあの時代の英国ロックを体現させています。永遠のB級バンドの名盤。
昔はここで取り上げたBadger(バッジャー)と混同されたりしておりますが、こっちはバッジー、勿論まったく別バンドです。

Budgie


3,Ontinuous Performance/Stone The Crows(Polydor) 1LP 500円
後にあのポール&ウィングスに加入することになる元サンダークラップ・ニューマンのギタリスト、ジミー・マカラックが新たに加入したストーン・ザ・クロウズの72年発表の4枚目にしてラスト・アルバム。日本では「ストーン・ザ・クロウズ」の邦題で73年3月に本邦デビュー・アルバムとして発売されました。
このクロウズ、ファーストをこちらで取り上げておりますが、この4枚目でもマギー・ベル嬢のボーカルは圧倒的。
バンド詳細はこちらで。

Crows 4th


4,A Strange Band/Family(Colosseum) 1CD 630円
アクの強さでは屈指のボーカリス、ロジャー・チャップマン率いるファミリーの67年のデビュー45'sの両面から68年~72年のBBC音源を集めたBoot-CDです。
革新的という意味ではプログレッシブ・バンドですが、所謂プログレ・バンドでは決してありません。フォーク、ブルース、カントリー、ジャズ、クラシック等々あらゆる要素をぶち込んだ稀有な世界、ですが英国風味溢れるメロディアスな曲はポップでとっつき難さはまるでなし。
かつてはジョン・ウェットン(King Crimson,Heep,Asia)とかリック・グレッチ(Blind Faith)がいたことでとりだたされることが多かったのですが、オリジナル・アルバムが何回もリイッシューされるようになった現在は英国の孤高のバンドとして評価は固まったように思います。

Family Boot

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