100円 LP's

1,Together Live/Cecilio & Capono (Mercury) 2LP 100円
ハワイ産のサーフ・ミュージックが一躍ブームになったのは70年代後半のこと。カラパナを頂点にその3番手くらいだったのがセシリオ＆カポーノ。日本ではソニーから出ていた77年の3枚目「ナイト・ミュージック」は結構聴いた覚えがあります。
その後、79年に4枚目を出してマネージメント・トラブルに見舞われて活動停止、82年に突如復活してホノルルのマイナー・レーベルBluewaterからリリースされた地元ハワイのワイキキ・シェルでの2枚組ライヴ盤が本盤だそうです。因みにその後も活動は続いていて昨年には来日もして本盤でも演っているようなファーストからサード・アルバムの曲を元気に歌っていたとのこと。彼等に限らずハワイのこのテの音楽はヒッソリ静かにメンメンと継承されているようですね。

都会的な味付けは勿論あるものハワイの自然からのっそり出てきたような音楽は今聴いても心和みます。本盤、100円じゃなかったら手を出さなかったでしょうが、いざ聴いてみるとその満足感は◎。



2,Touching You Touching Me/Neil Diamond (MCA) 1LP 100円
ニール・ダイアモンドというと先ず思い出すのはやっぱモンキーズ、"恋はちょっぴり" "アイム・ア・ビリーバー"。それに"ケンタッキー・ウーマン" "チェリー・チェリー"も好きでした。彼自身が歌ってヒットさせたものではこのアルバムの"スィート・キャロライン"がい一番。
これだけいい曲を書く人ですが、本盤（４枚目だそう）ではジョニ・ミッチェルの"青春の光と影" をはじめジェリー・ジェフ・ウォーカー、バフィー・セントメリー等の曲を取り上げてソング・ライターから本格的に歌手を目指そうとしたアルバムのようです。




3,Anders'n'Poncia Rarities/V.A. (Kama Sutra) 1LP 100円
本盤が日本ビクターから発売されたのが82年。一部では相当な話題になりましたね。
アンダース＆ポンシア、今では60'sソング・ライター、ドリーミー・ソフト・サウンズの権化と語られますが、当時はその名こそ知ってはいても実際にその作品をまとめて聴けるものは皆無。大滝さん、達郎氏もコメントを寄せた本盤の発売は実に快挙でした。懐かしさの余り救済してしまいました。




4,Child is Father to the Man/Blood Sweat & Tears (Columbia) 1LP 100円
アル・クーパーが結成したBS&Tのファースト、CBSソニーから出た日本初版盤。2年ほど前びも買っていたのですが、「SX 68 Sound」のシールが目に付いたので。
「SX 68 Sound」カッティング・マシンだと思いますが、CBSソニーの創設時を知るものにとっては懐かしいシールです。




5,The Immortal Walker Brothers (Contour) 1LP 100円
ウォーカーズの英の廉価専門レーベルContour経由イタリアで出たベスト盤。
盤はもうボロボロ、所謂poor。まぁ、ジャケ買いです。