Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Chase

2009年01月09日 | 60's,70's Rock
1,Chase,Ennea,Pure Music/Chase (BGO) 2CD 1,280円
ツアー中の74年に飛行機事故によりリーダー/トランペッターのビル・チェイスを含む4人が亡くなり消滅してしまったトランペット4本を入れたブラス・ロック・バンド、チェイスが残した3枚のアルバムを2枚のCDに収めたものです。

2枚目と3枚目を2in1にしたCDがかつて出ていたのですが、入手困難になって久しく、本盤は英BGOが昨年リマスターもし直してリリースしたファン待望の再CD化盤(今、Amazonをチェックしたら米Wounded Birdからも同内容盤が出ていました)。このBGO盤、スリップ・ケースに入った仕様で各盤のクレジットから歌詞まで載ってライナーも充実、なかなかしっかりとした作りです(ジャケの複写具合のみ気になりますが)。

チェイスというと何といっても1stアルバムのオープニング・ナンバー"Open Up Wide"。霞の中から聴こえて来るようなトランペットが1本、2本と増え大爆発するそのイントロを初めて聴いたときの驚きは忘れられません。勿論"Get it on~黒い炎"も。

ですが、今回3枚を通して聴いてみると今の私の耳には一番面白かったのはメンバーを一新した3枚目。音の録り方からしてよりジャズに近くなり全6曲中4曲がインストで新たな方向性を見出しているという印象。ただこのまま時流に乗って行ったら所謂フュージョン・サウンドに突入しているかもしれませんが。

この3枚目の最後に入っているのがこれまたかっこいいインストの"Close Up Tight"、前述の通り1stのオープニングが"Open Up Wide"、偶然ですが出来すぎの構成ですね。

本盤のライナーで初めて知ったのですが、この3枚目のボーカリストJim Peterikはチェイス加入以前はアイズ・オブ・マーチであの大ヒット"Vehicle"を歌っていた人、更にチェイス消滅の後サヴァイヴァーを結成、これまた大ヒット"Eyes of Tiger"を歌っている人だそうです。

しかし、ブラス・ロック・バンドのボーカリストってBS&Tのデヴィッド・クレイトン・トーマスを初めこのチェイスもしかりでなんで皆が皆、ああも「力み系の人」なんでしょうか?昔から気になってました。

Chase - Open Up Wide


Chase - Close Up Tight(Live February 28, 1974)


Chase - Get It On (Live February 28, 1974)



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2 コメント

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ブラスロック (uni)
2009-01-10 19:14:04
かっこいいですね。

シカゴとともに真似の出来ない音楽です

スペクトラムなんて日本にも感染者が(笑)
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Spectrum (Jahking@管理人)
2009-01-10 21:08:49
コレですね。
スタン・ハンセンの入場テーマ!
http://jp.youtube.com/watch?v=Jxi10ZIvyTo
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