Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

青いローレライ

2024年05月25日 | 60's,70's Rock

New England / Wishbone Ash (???) 1LP 1976

ウィッシュボーン・アッシュ、1976年のスタジオ作としては7作目。73年のライヴアルバム「Live Date」を含めると8作目。アッシュと云えば72年の3作目「Argus ~ 百眼の巨人アーガス」、リアルタイムに入手してからもう死ぬほど聴いておりますし、今でも時々取り出しては聴いております。が、次作「Four」からやや怪しくなって「There's the Rub ~ 永遠の不安」「Locked In ~ 限りなき束縛」で完全にアメリカ志向のサウンドとなってあの英国の香り高いアッシュは何処へやら........、「アーガス」を愛したファンは一気に去ることに。この間アンディ・パウエルと共にツインギターの一角だったテッド・ターナーが去りローリー・ワイズフィールドが加入。

そんな中1976年に出されたのが本作、タイトルの「New England」は彼らが税金対策もあって移住したアメリカ北東部の地域名。この7作目でさすがにアメリカべったり志向は不味いと思ったか、かつての英国志向サウンド方向にグッと舵を切ってきます。

と、ここまではリアルタイムで一応追いかけていたので、この7作目にはちょっと喜んだ記憶が蘇ります。原点回帰っぽい"Prelude"や”When You Know Love"も良かったのですが、中でもお気に入りだったのが"Lorelei ~ ローレライ"、まだまだアメリカンだったりはするのですがツインリードも含めて曲/演奏はあのアッシュの進化系かと思わせたりして。

**********

で、今回購入盤、このヒプノシスジャケ、オリジナルはモノクロなのですがご覧のように「青い」のです。エサ箱から手に取った時は台湾盤(にはこんな複写ジャケ盤が多い)かと思いきや、ジャケには何のクレジットも無し。何なのでしょう、これ。レーベル表記にもヒントは無し。東南アジアとか南米とか?

昔からこんな珍奇盤が大好きでついつい買って喜んだりしておりました。





 

こちらがオリジナルジャケット、「New England」のタイトルが下部にあるのが英国盤、バンド名のすぐ下にタイトルがあるのが米Atlantic盤。よって今回入手の青盤はこのAtlantic盤を複写したものでしょう。
 

Wishbone Ash - Prelude
 
 
Wishbone Ash - When You Know Love
Wishbone Ash - Lorelei
 
 
Wishbone Ash - Mother Of Pearl
 
 
Wishbone Ash - Runaway
 
 
 
Wishbone Ash - Outward Bound
 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
« 想い出のサンバーナディーノ | トップ | Count Five 45rpm »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (しみへん)
2024-05-25 19:49:14
中学生の頃「Live Date」から入りました私としましては初期が好みでしたので、このアルバムは今一つでしたが、今、聴くと全然いいですね!バンドの進化について行けない、頭の固い聴き方をしてました。
返信する
Re:Wishbone Ash (Jahking@管理人)
2024-05-26 07:28:08
「Live Date」は「Argus」までの集大成なのでそれまでのファンには完璧なアルバムでしたね。
その後のアメリカン盤の印象が悪すぎてこの「New Emgland」も見逃しがちのアルバムですが、仰る通りで結構いいアルバムなのですね。この後結局アメリカを引き払って英国に戻るのですが、その辺りからアッシュの第3章ってところでしょうか、ライヴでは昔の曲を散りばめて演っていましたね。

こんな「青盤」と遭遇しなければ再び手にすることも無かであろうアルバムですが、買って正解、久し振りのアッシュ、良かったです。
返信する

コメントを投稿