日本水環境文化研究協会

健全な水循環を次世代に引き継ぐこと、そして、世界中の人々が水の恵沢を享受することを目指しています。

クルナ市にあるスラムでのトイレ作りは最初のトイレがほぼ出来ました

2013年05月01日 | 海外技術協力活動
クルナ市にあるスラムでのトイレ作りは最初のトイレがほぼ出来ました。

 場所はスラムの中央広場にある学校の脇ですが、スラムの方々にとって唯一の広場ですので、便所を作るのはもちろんですが、気持ちのいい空間を作るという考えに徹しました。

 この広場に人々は集まり、祭りをし、会合をし、大食事会などをします。私達は便所を作るぎりぎりの金しかありませんがその中で金をかけずに出来ることを模索しました。たくさんの話し合いを、専門家や、住民の方々ともって、こんなもの作るのは難しいから出来ないという専門家の意見より、住民の方々の、美しい、気持ちのいい広場が欲しいという意見を優先して作りました。
 日本の地球環境基金のお金と、日本下水文化研究会(JADE)のお金を現地のスタッフたちが悩み、工夫して大切に使わせていただいた結果、住民の方々に喜んでもらえる空間を提供することが出来たかと思います。これからまだ仕上げや、管理のしかたの確認があり、更なる便所作りがまだ目の前にありますので、まだまだ緊張感を持って活動は続いてゆきます。

しかし、バングラディッシュの日本下水文化研究会の現地のスタッフ達は実によく働いています。

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