翠日記

日々のよしなしごとや、ココロのつぶやきを…。

香袋

2008年10月21日 | 和箪笥
忙しくてなかなか書けませんでしたが、お香教室の2回目です。

今回からは調香実習に入りました。
前回勉強した香原料を調合して、香袋(匂い袋)を作りました。



まずは、基本レシピ2種からひとつ選んで作成。
調香表の通りに、白檀・龍脳・桂皮・丁子…と、10種類前後を混合していきます。

合成香料を一切使わないので、一般的なイメージの「匂い袋」のような、甘ったるい香りにはなりません。
深みのある、でもちょっと薬っぽい香りです。
実際、防虫剤や漢方薬の原料や、香辛料として使われているものも入っていますのでね。
↓が、材料を混ぜ合わせた「中身」です^^



これを金欄の袋に入れ、上からワタを詰めて形を整えます(中身がこぼれるのを防ぐ役割もあり)。
最後に、上部を屏風にたたんで、紐で結んで完成



ただ混ぜるだけので、工程自体は単純です。
…分量さえ間違えなければね

続いて2つ目。
今度は、白檀をベースに、自分のオリジナルで調香します。
もちろん、原料ごとの目安の分量、香りの性質などは教えてもらい、その範囲で量を加減していきます。

同じレシピで作っても、微妙な匙加減の関係で香りが変わるくらいですから、
オリジナルになるとかなり個性が出ます(笑)
お互いの「作品」の香りを聞き比べるのも、なかなか楽しいものです。

次回は練り香。
武家文化の香袋に対し、平安王朝で愛された雅びな香りですよ~

先生によると、「手が真っ黒になる」とのことでしたが…
ともあれ、次回も楽しみです。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (雪だるま)
2008-10-21 18:46:24
いいですねぇ、お香。
私は西洋も東洋も、あまりきつい香は苦手なので、それでもポプリに憧れてハーブや香辛料を集め、そのイメージの違いに一悲一憂してました(^^)ヾ
今では白檀と杉、それと柑橘のエッセンシャルオイルに落ち着いております・・・

練香の実習(?)は、強い香のものを練り合わせるわりには、部屋の中は良い香で快適、との体験談を聞いた事があります。

練香なんて作ってしまったら、この冬は火鉢がほしくなりそうですね
Unknown (isana)
2008-10-23 14:11:12
私は和モノは多少クセがあっても平気なんですが、
洋モノの香りは苦手でねぇ…

講習を受けている香楽さんは雑居ビル(たぶん)の4Fなんですが、ビルの入り口を入った時点で良い香りがします。
練香や香木の試し薫きをしていると、外まで芳香が漂うらしいですよ。

火鉢…いいですねぇ…。長年の憧れ、長火鉢…
それ以前に、そんなものが似合う家が欲しいです(笑)