20年もたったひとりで部屋に籠って仕事をし、コンサート、展覧会、バーゲン、その他諸々の催しモノにも殆ど出かけなかったので、いざ外に出て仕事をしようとすると、まるで浦島太郎状態であることに気付いた。
私は昭和の女だから、Suicaなどというチャライモンは絶対に持つものか! 昭和の女はきっぷでしょっ!
…と思っていたのもつかの間、一駅分できっぷ140円がSuicaなら133円と知り、たった7円で昭和の女を捨て(そもそも何で昭和の女はきっぷなのか?しかも昭和の女ってナニ?)、駅の窓口にSuicaを買いに行った。
窓口の駅員さんに「Suica買うの初めてなんですけど」って言ったらいくらといくらのがあって云々と説明してくれたので、「とりあえず3000円のをください」と言って購入した。「カードの料金が500円含まれていますけど、返していただいた時、そのお金は戻りますから」と言われたけど、チンプンカンプンだった。
へぇ~?だったら最初から2500円にすればいいのに…。
私ったら、3000円のSuicaは使い切ったら窓口に戻して、また新しく3000円払って買うのかと思っていたのよ。
これって、家に帰ってから夫に聞いたんだけど、残高が少なくなったら入金して足していくんだってね。だからこのカードはとりあえず500円返してもらうまでは私のモノだったのね。 し、知らなかった。
浦島太郎のトドメは「Suicaは改札のきっぷ入れる所に差し込めばいいんですよね?」
駅員さん「…入れてもらえば分かると思いますけど、たぶん入らないと思います。Suicaって書いてあるところにかざしてください」
あ~あ、それでみんなかざしていのね。ガッテン!ガッテン!ガッテン!
余談だけど、和田アキ子が改札を通るとき、皆が手をかざしてたから、自分もかざして通ろうとしたらキンコン鳴って通れなかったので、今度はもっと強く叩いたらまたダメで、次は思いっきりバシッと叩いても通れなかったので、駅員さんに「この改札、叩いても通れないんだけど」って言ったそうな。
私も芸能人並みの世間知らずだわ。