ジャッキーのつれづれ日記

おくりびと

試写会が当たった
「おくりびと」です。そんなに知らなかったのだけど、
山崎努は好きです。


よかった!!!!!!
人の死というのは、こんなにも美しいのか、と思った。
印象的な言葉があった。

「自分で思っていたほど夢は、夢じゃなかった」だったかな。
ずっと夢だと思っていたチェロ奏者は、
高いチェロを買ったことによって、重荷へと変わっていっていた。
それを手放したことによって、こんなにも軽くなるのか。
なんかとても気持ちがわかる気がした。
夢は近づくにつれて、重くなって、とてもきれいなままではいられない。

遺体をきれいにする仕事というのは、そうか、
確かに偏見があるのだろう。
でもほんとはとてもきれいで、職人な感じがした。

遺体に対する偏見とか、誰かがやらなきゃいけないのだけど、
やることに対しての嫌悪感や、きっとそういうのがあるのだろ。
でもほんとは死んだ人に対する礼儀であり、
最後にできる贈り物だったり、餞なのだろうと思った。

ああ、せつないな。

でもとてもすてきな仕事だよね、ほんとは。
最後にいちばんきれいにしてあげるのだからさ。

「死は門です。また会おうって送り出すんだ」
って、燃やす人が言ってた。
死は新しいいのちへの門出なんだって。
そうだなーと思った。

しんやのばあちゃんのお葬式は行けなかったけれど、
ばあちゃんもこんなふうにきれいにしてもらったのかなあ。
きれいにしてもらって送り出されるというのは、
幸せだろうなあ。

「胸を張って、子供に仕事のこと、言える?」
言えると思う。
理解されるまでには、時間がかかるかもしれないけど、
1度見たら、とても美しい仕事だって、わかると思う。

人は人を想って、生きているんだなあと思った。
相手が生きていようと、死んでいようと。

久石譲、やっぱりいいわ
すごく、じん、とくる映画でした。
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