犬神スケキヨ~さざれ石

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Japan Air Line 123 ①

2021-07-13 17:00:00 | 連続
毎年、8月になればまるで夏の季語の様に8月15日に閣僚や首相は靖國神社に参拝するのか?等と報道があってウンザリします。

国に殉じた者の御霊を何と心得ているのでしょうか?
我々の先達が血を流し獲得した安寧を忘れ一体我々を何の為に生きるのでしょうか?

そして、同じ様に忘れてはならない事実があるのです。

1985年8月12日
日本航空123便(ボーイング747)
午後6時56分30秒
群馬県多野郡上野村の御巣鷹山に墜落

乗員乗客524名うち520名死亡
生存者4名
単独機航空事故としては世界最悪の事故

当時、夏休み中であり夕方のラッシュと盆の帰省とが絡み多くの犠牲を出しました。
また歌手坂本九さんも犠牲者となった事もあり、社会的衝撃は大変なものでした。

羽田から伊丹空港に向かう日本航空123便は定刻より4分遅れの18時12分に離陸。
その12分後、伊豆半島南東部東岸上空で突如、衝撃音が発生。
操縦不能に陥り、迷走した後に墜落しました。




機体尾部と垂直尾翼を破損し、操縦に必要な油圧システム全喪失となり、機体コントロールが出来なくなってしまいました。
しかしこの状況で30分近く飛行出来たのは驚異的でありました。



機長は高濱雅己(49)海上自衛隊から富士航空、日本国内航空を経て1966年12月1日に日本航空に入社。
飛行時間は12423時間というベテランで、指導教官でもあり、他にYS11やB727、DC8の飛行資格も保有。

副操縦士は佐々木祐(39)1970年4月18日入社。飛行時間3963時間。1000時間を超えれば一人前と言われる世界で4000時間近いキャリア。他にDC8の機長も務める。
当日は訓練の為に機長席に座り、操縦とクルーへの支持もしていた。

航空機関士は福田博(46)1957年4月1日入社。飛行時間9831時間。エンジニア部門教官。他にDC6、B 727、DC8の運行資格も保有するベテラン。

日航運航乗務員の中でもこの三人は精鋭チームでもあったのです。

この他にチーフパーサー波多野純(39)飛行時間10225時間。
そして11人のCAが搭乗員でした。

墜落現場が特定出来ず、救出が遅れたり、ご遺体の身元がなかなか判明しなかったりと、とにかく全てにおいて日本中に悲しみが溢れた事故でした。

当初から様々な憶測も飛び交い、事故原因等わからない事も多数ありながらも、事故調査委員会から事故に関する調査報告書が発表されました。

あの事故から36年。

令和3年3月
事故遺族から生のボイスレコーダーとフライトレコーダーの開示を請求する訴訟が東京地裁に提訴されました。

何故なのか?

それは、未だ謎だらけで事故原因は判然とせず、また事故調の報告書には明らかに矛盾があるからです。
そして、事故調査報告書には何一つ断定できるものがなく、全てが推定である。

コレが遺族が提訴に踏み切った理由でしょう。

私自身、この事故機には小学校の恩師が乗っており、犠牲になっています。
その事もあり、常に夏になれば思い出すのです。

そしてやはり、あの事故原因はなんだったのか?

そもそも、あの事故はなんだったのか?
何故乗客は犠牲になったのか?

それを知りたいと、今回取り上げてみようと考えました。

事故調査報告書に記載された矛盾を自分なりに調べてみたら、もうこれはおかしな事だらけです。

今回、ご遺族が提訴に踏み切った事を微力ながら応援する意味も含めてやってみたいと思います。

昨今、ネットに流れるこの事故にまつわる陰謀説を払拭し、事実はなんであるか?
これを考えてみたいと思います。

そもそも、同機は1978年6月2日伊丹空港にて尻もち事故を起こした機体です。
この時の改修修理にミスがあり、機体後部の圧力隔壁が破壊され機内圧力が一気に機体尾部と垂直尾翼に流れ、それが原因で尾部と垂直尾翼が吹き飛び、油圧系全喪失、操縦不能、墜落と事故調査は結論付けていますが、実は全て「推測」なのです。

余談ではありますが、油圧系全喪失で飛行する事が出来るのか?
答えはNOです。
当時の飛行機で油圧系全喪失で30分近くも飛行出来るなどあり得ません。

事故後、世界中のパイロットが同じ条件でフライトシュミレーターをやったところ大方5分〜10分で墜落してしまいました。

つまり、この事故機のパイロット達が如何に精鋭であったかと言う事です。

殆どが推測を元に結論付けられた事故調査報告書、急減圧による低酸素でパイロットはマトモに操縦出来ずに墜落したのではないかと、在らぬ誹謗中傷がクルー遺族を苦しめもした。

またボイスレコーダーは事故後15年も経ってから、内部リークという形で世に出る始末。
当然、国際民間航空条約では原則非公開です。しかしリークされたボイスレコーダーには故意に編集されたのではないかと思われる点、明らかに判読を間違えいる点などがあります。

当然、現在の技術ならば判明しても当時としては限界はあります。
しかし余りにお粗末と思える点があるのです。

目撃情報との食い違い。

それら疑問点を詳らかにしてみます。

続く...




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