小島と広島と私たち

島爺の倉橋島での農作業と,
広島を中心とした孫たちとのくらし

渋抜き

2011-10-26 23:26:40 | 広島の生活
 後先不明

 島から持ち帰った西条柿(渋柿)の渋抜き作業にとりかかった。
昔は風呂場で湯によって行っていた。手間も金もかからないが,柿が柔らかくなる。
店頭に並んでいるものは,ドライアイスによるものがほとんどのようだ。
これなら3~4日で渋抜きができて,実もしっかりしている。
難点は,そのドライアイスが手に入りにくいことだ。

 こんな話をしていたら,
「自宅に沢山あるから,明日にでも持って来よう」
すごい設備を設けているものと,感心しながら聞くと,保冷剤の勘違いであった。
保冷剤で渋抜きできるなら,冷蔵庫で十分なはずだが,そうは問屋が卸さない。

 従来通り,アルコールによる方法を試みる。
以前は焼酎、ブランデーを使ったが酒屋をのぞくと“富士山麓50度”とある。
ヘタを整理し,ナイフで穴をえぐり,2つの湯飲みに浸ける。
作業を続けると,左右どちらが先立ったか忘れている。
15,16・・・と右を奇数に左を偶数にと確認するが,今度は,手にしているのが20か,前のが20であったか?。

 かみさんの作ってくれていたおでんに,ハスのきんぴらと天ぷらを肴にして,
柿だけに飲ませるわけにはいかないと口にしたウイスキーも効いたようだ。
ハスの穴は,10個にも11個にも見えた。

 昨日今日と,寒さがこたえる。
関東では“木枯らし1号”が吹いたと報道されていた。
ちょっと風邪気味で,上着を用意する必要がありそうだ。