JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

紫燈大護摩火渡りで、無病息災を祈る

2009-05-11 23:27:00 | 松前町・福島町
 今朝は厚い雲に覆われていることもあり肌寒さを感じる中を、所用で松前町へ車を走らせた。平日で花見客も一段落と、先日のように渋滞にはならないだろうとのんびりと車を進めたが、途中から雨....、折角遅咲きの桜を眺めようとしているのに....。

     
 松前町の役場で、先日花見に来て渋滞に巻き込まれたことや例年になく花が寂しかったことなどを話していると、「今は遅咲きの桜が咲き始めたのでゆっくりと見ていって...。」と申し訳なさそうに誘ってくれた。糸括りなどの八重桜が咲き誇る中、雨上がりの公園はしっとりと情緒たっぷり...。

               
 と、近くから太鼓と読経が聞こえ、呼び込まれるように歩を進めた。松前公園内にある阿吽寺(あうんじ)で炎の中を素足で歩き無病息災などを祈る「紫燈(さいとう)大護摩火渡り」が行われようとしており、ちょうど火が入れられたところだった。



                                           
 聞くところによると、松前霊場八十八カ所の山開きに合わせて、霊場巡りの体力がないお年寄りにも祈りの機会を与えたいと毎年開催されているそうだ。火渡りは、護摩木とヒバの小枝が燃える中を素足で歩く荒修行で、周囲では高らかに祈とうが唱えられ、修験者姿の僧侶や町民・観光客も大勢が見守る中、気合を入れて燃え盛る炎の中を渡った。

                    
                                (サクラとのぼりに囲まれる阿吽寺)

 ところで、「紫燈大護摩火渡り」について訪ねたが、野外において修される伝統的な 修験道とのことで、いろいろ説明してくれたが凡人には理解できなかった。結局は宗教行事の一つなのかな...。そして、阿吽寺は松前城の鬼門を守るためにこの地に建てられた由緒あるお寺で、松前家の祈願所として他のお寺を支配していたそうだ。
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