JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

魚見坂

2010-06-05 22:12:13 | 函館・坂めぐり
 春先は週末になると天気が崩れるというパターンがあったが、ここ数週間は逆に週末は天気が回復し行楽日和となっている。こんなパターンが続くと、週末は少しノンビリしたいのに...、と思うから不思議だ。今週末は函館市内の小学校は運動会が予定されている。去年は天気が悪く何度か延期という学校もあったが、明日は運動会日和で大丈夫...。

 
 函館の坂道探訪...、今回は「魚見坂(うおみざか)」...。市電・函館どつく前の停留所から高龍寺に続く緩やかな坂、函館の大きな坂道の中では最も西に位置する。

 坂道の由来は「函館で一番西にある坂で、坂の上から湾岸に押し寄せてくる魚群の発見に便利なところだったのでこの名が付いたといわれている。この坂の上の方は昭和40年まで台町という町名だったので、最近まで“台町の坂”とも呼ばれていた。」(坂道の案内板から)

                         
 台町は昭和40年の住居表示でその名は消えたが、安政3年(1856年)弁天台場の築城が始まり、その時に出来た平坦地を台町と名付け、港口を見下ろす台地という意味だそうだ。確かに、高龍寺山門前から眺めは函館湾を一望でき、当時は山背泊方面に来る魚の群れを見るのに便利な場所だったのかも知れなた。

 魚見坂沿いには、高龍寺の他に称名寺、実行寺などの寺院が並ぶ寺町、坂道の先には外人墓地や台町検疫所跡など名所・旧跡も多い。また、西小学校の辺りには台町遊郭があり当時は賑わいを見せていたが明治12年(1880年)の大火で焼失したとのこと。
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