昨年1月、85歳で亡くなったアマチュア写真家、故大和俊行さんの一周忌に合わせてNHK函館放送局で「愛好フォト“友”の遺作展」が開催されている...。大和さんが半世紀以上にわたって撮り続けてきた中から28枚の作品が並べられている...。
大和さんは、函館市内の会社に就職してカメラに興味を持ち、会社の写真グループに入って撮影を始めたが、その後本格的に学ぼうと函館愛好フォトサークルに入り、各種の写真コンテストに出品し入賞するようになった...。
その後、北海道写真協会審査委員を務め、また、写真教室の講師も務めるなど後進の指導も積極的にされていたそうだ。大和さんの作品は、人物描写を中心とするものが中心で、今回並べられている作品も、昭和40年前後撮影した北洋漁業の出港風景と京都祇園街の風景がテーマ...。
函館愛好フォトサークルの吉江会長の話を聞きながら見させてもらったが、1枚の写真からその時代背景や被写体となっている人物の感情が語りかけてくるようにも見える。吉江会長は「それが写真なんですよ。シヤッターを押すときに、見る人に何を伝えるかということを常に考えないと...」といわれ、ただシャッターを押すことを楽しみにしているだけではいい写真は撮れないという。明日から、ファインダーを広く見て、伝えるのは何なのかを考えながらシャッターをすことにしよう...。会場の中央に飾られた大和さんの遺影に手を合わせながら、心に誓ってきた...。
信州の片田舎に住む わたくし
カーフェリーで函館に下り立ち…北海道巡りをするのを夢見ています
そして 少しでも 貴方様のような素敵な写真が撮れるよう
コタツに入りながら カメラの説明書を見直しています
北海道の5月...。花が一斉に開き最高の季節です。
是非、カメラ片手にフェリーに飛び乗ってください...。