JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

“晩秋の函館山”を駆け巡る...

2012-11-16 22:05:50 | 山登り
 山登りの先輩の案内で始めた「近所の山」登山...。しかし、日程調整と天気が上手くかみ合わず「秋の登山は4つは登れるだろう...。」と思っていたが、まだ海向山一つ...。昨日、「明日天気が良さそうだけど...。」と先輩からの誘い、日程は空いている。登る山は?...、「毛無山、江差の元山も考えたんだけど、この時期だから函館山の6つの山を征服しよう...。」

 
     (大森浜・啄木小公園から見る函館山)
 良く理解出来なかったが、函館山は展望台のある御殿山(334m)をはじめとして13の山々の総称で、今日はそのうち6つの山に登るという...。函館山と聞いた時は、「何時も登ってるし、近所過ぎる」と高を括っていたが、「ゆっくり歩いて4時間...。」と聞かされ、「2回分だあ!!...。」

                                
 予報通り好天に恵まれ登山日和...。しかし、4時間歩くといわれてちっぴり不安も覗く。登山道入口に車を止めいよいよ登山開始...、最初に目指す山は「汐見山(206m)」...。ところが、いつもは下りてくる急勾配の登山道を今回は登るという...。結構きつかったが、20分ほどでまずは汐見山を征服...。

 

                                      
 次に目指すは「薬師山(252m)」...。汐見山から尾根伝いに旧山道に出て、少し下りハイキングコースの「薬師山コース」に入る...。途中、亀井勝一郎が「要するに世界中の宗教が私の家を中心に集まっていたようなもの...。」と言わしめた教会や寺院が目の下に見ることが出来、眺めていると亀井勝一郎の気分に浸れる...。

 
 函館山には幾つかの砲台跡を見ることが出来るが、この薬師山にも砲台跡と見張りのためのレンガ積みの細い通路がある。これらを眺めながら当時兵士はどんな思いでいたんだろうと思い巡らす...。
                              
 薬師山砲台跡から急勾配の階段を登り切ると、函館山登山道7合目...。ここから御殿山の裏側にある「入江山」を目指す。登山道はすでに冬の車両通行止めで車の往来もなく、登山道の真ん中を道道と歩かせてもらうが、時折工事現場に向かう車両と出会う...。

 
 つつじ山駐車場から御殿山砲台台跡を見学し、「つつじ山」の側を通って入江山に向かうが、つつじ山は登山道がなく登ることができないという...。ほどなくして「入江山(291m)」山頂に到着...。入山山から駒ヶ岳が真正面に見え、8合目当たりから上は真っ白な雪が...。

                               
 次に目指すは「牛の背山(288m)」...。入江山から「千畳敷コース」を2kmほど南に向かい、JR無線通信所近くが山頂でここには千畳敷戦闘司令所跡ある。戦闘司令所は、函館要塞全体の指揮所だったそうだ。ここで大休憩...、先輩の持参の暖かいお茶をいただきお握りを頬張りながら市街地を見下ろすと、虹が函館駅近くに立っている...。幼少の頃、「虹の下には宝がある...」と教えられ虹を追っかけたものだが、函館駅の下に?...。

 
 函館山巡りも後半に入り、次は「千畳敷(250m)」...。牛の背山からほどなく下ったところで、市民の憩いの場として広く利用されており広場には休憩所も設置されている。ここから眺める市街地は御殿山山頂とはひと味違った風景が楽しめる...。

                                
 千畳敷から立待岬に抜ける函館山では最も起伏が激しいといわれる「七曲りコースを」下りる...。このコースには27カ所のカーブがあり、何度か下りてはいるがこれを登るには勇気が必要だ。ところが、途中で3人のおばさんに会い「頑張りますねえ...」と声を掛けると、「まだまだ若いから...」と汗を拭きながら元気に登り続ける...。葉の落ちた木の枝越しに市街地を眺めながら下りた方が楽なのに...。

 

                                 
 最後は「エゾタテ山(129m)」...。立待岬周遊道路を経由して、碧血碑から「宮ノ森コース」に入る。ここは、起伏も少なく春早くから花が楽しめ何度か歩いたが、今回はコースの途中からエゾタテ山に登る...。登るというより階段を上がるという雰囲気だが、ここで初めて鮮やかな紅葉を目にすることができた...。

 「登った...」というより、歩いてきたという感じかも知れないが、函館山を形作る13の山々のうち6つの山を征服したことになる。御殿山は何度も登っているので、残るはつつじ山(306m)、八幡山(295m)、水元山(280m)、鞍掛山(113m)、地蔵山(286m)、観音山(265m)の6つ...。ただ、登山道が整備されていない山もあり素人では無理だといわれたが、なんとしても全山制覇に向けて考えてみよっと...。

 一つだけ気になったこと...。今回歩いた山々には登山道の標識や山頂付近にはベンチも置かれ整備されていたが、山銘板がどの山にもない。先輩の話では以前何カ所かあったようだが、いつの間にか無くなってしまったそうだ。どこが頂上なのかわからないこともあるし、遠足で山銘板のプレートを持って記念写真を楽しめるのではないかなあ...。

 
  (千畳敷に向かう途中で見つけた鮮やかな色合いを見せる花)
 晩秋の函館山の左半分11km余りの道程を、約4時間ほどかけて山巡りを楽しんできた...。紅葉も終わり、楽しみの少ない山歩きになるかと思っていたが、函館山を形作る山々の特徴を一つずつ探りながら歩く...、意外に楽しめた。次回は、山々の名前のいわれを探りながら、残された山々を登り切ることを考えよう...。


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