FTdx9000

FTdx9000運用記

ダイヤルだらけ

2006-03-25 23:37:11 | FTdx-9000
CQ ham radio誌で最初にFTDX-9000Dの容姿を見た時の第一印象は、「なんじゃこのダイヤルだらけ!」でした。とにかくメチャクチャダイヤルが多いのでビックリしたのです。おまけに2軸構造になっている部分も結構あります。正直な話、こんな機械で快適なオペレーションが可能なのだろうか?と思ったものです。しかし、カタログで詳細を調べていくうち、メイン受信操作部とサブ受信操作部が完全分離にしてあるためダイヤルが多くなっていることに気がつきました。受信部が1台のみ実装のContestバージョンを見てみると、なるほどダイヤルだらけという違和感はあまりありません。受信部が2台実装されているDバージョンは当然受信操作関係のダイヤルも2倍になるわけです。実はここが操作性向上の重要なファクターになります。一見ダイヤルが多いと操作性が悪くなるように感じますが、たとえばAFダイヤルを1個にして2台の受信部のAF操作をしようとすると、なんらかの方法でどちらの受信部のAFを操作するのかを決定する操作が新たに必要になります。たしかにダイヤルの数は減りますが、この方法でRFやAGC、DNR、NOTCH、フィルタ操作などあらゆる受信操作をするとしたら、複雑極まりない操作になることは容易に推測できます。ダイヤルの数が多くなっても各々の受信部から独立したダイヤルを出すことにより操作性はかえって向上するのです。さらにダイヤルの回転ポジションで視覚的・定量的に設定状態が判別できるのもメッリットです。・・・と納得して再度カタログのDバージョンの容姿をシゲシゲと観察してみると・・・やっぱりダイヤルだらけだ~。