夜行便で5ヶ月ぶりのジャカルタに着きました。
恐らく帰国までまともな睡眠時間は確保できないと思われる行程なので、すぐにターミナル内に戻り仮眠場所を探します。
というより、直前に仕事が立て込んだので既に寝不足気味です。
数時間ベンチで眠りました。寝始めは誰もいませんでしたが、気づけば通常営業状態に。
5月は77でしたが78に変わっていました。
3年越しのエクアドル旅行 0日目(前編)より
そのまま出発フロアへ上がります。バゲージクレームが丸見え。
朝ごはんです。
想像以上に雰囲気が丸亀製麺でした。
かけうどんとかき揚げを買いました。600円くらいだった。
スープは結構濃い目でしたね。
さてさて乗るのはTransNusa、インドネシアの会社です。
保安検査手前のファミリーマートが消えていた。
そのまま出国してエアサイドへ。
レトロなやつ。
SV新旧。それぞれリヤド行きとジェッダ行き。
ほとんどのショップや施設は5~10番ゲートに集中しており、1~4はサテライトのような感じでした。
外れの外れ、1番ゲートまでやってきました。寄り道せずに歩いてイミグレーションから10分くらいでしょうか。
8B673便でクアラルンプールへ飛びます。
1番ゲート自体はPBBつきですが、地上へ降りてバスに乗る。
今回搭乗するのは中国、COMAC製のARJ21-700。
見た目は近代化されたDC-9のような印象です。
中国はMD-90のライセンス生産を行った実績があるので、その影響もあるでしょうね。
サイズ感はDC-9寄り。LinkAsiaの会員とのことですが、どのような組織なのかよく分かりませんでした。
MD-82との比較ですが、全体的にモダナイズされているものの、雰囲気は似たものを感じます。
天井高はだいぶ引き上げられていますね。
突発!キュラソー・パナマ旅行 8日目 前編より
最近のLCCにありがちなペラッペラなシート。
最後列に着席です。あまりにも真横過ぎた。
確認した限りでは最後列にリクライニングはありませんでした。
CRJやERJを太くしたような雰囲気。非常口の上には荷物入れを設置しないのね。
頭上はこんな感じ。全体的にどこかで見たことがあるスタイル。
定時で出られました。
お金払うから中で撮らせてほしい。
さすがに近いからうるさい。エンジンはERJ-190と同じなので、聞き覚えのある方も多いかと思います。
エンジンを見ながら巡航。
座席指定を含む運賃だと機内食が無料になります。LCCのような事前申込スタイルなので、バリエーションは結構ありました。
モノ自体もLCCのそれですね。数時間のフライトであればこれで十分。
キャビン全景。搭乗率は結構高かったです。
新興キャリアによくある料金体系だったので、メジャーキャリアにこだわらない層にはウケると思います。
最後方にあるラバトリーです。何もかも見たことがある。SAFRAN製?
目に見える部分は全て西側製でしたが、こういうところを見ると中国製であることを思い出させます。
後ろのジャンプシートは2席ありました。機体後部のエアステアはさすがに設けなかったようです。
アレコレ見ていたらあっという間にアプローチ。
フラップの雰囲気がすごくDC-9
KLIA本館の端の方にブロックイン。オープンスポットです。
中国製と聞くと反射的に質を疑いたくなりますが、少なくともアビオニクスも含めたコンポーネント一式は大手メーカーも採用しているような西側製のものなので、機齢が浅めな機材は全然問題なさそうです。
数十年使った機体は分かりませんが。
コックピット周りの造形が変わったとはいえ、DC-9の趣を残す機首。
バスを降りてフロアを上がるとイミグレ前に出られます。
到着便が重なり、1時間近くを要しましたが難なく入国できました。
— 754A (@JA754A) October 14, 2023
というわけでARJ21の搭乗体験でした。
3機のA320と2機のARJ21を運航しているTransNusaですが、頻繁に機材変更を行っているので直前までは買わずに見ていたほうが良いです。
5月の時点ではCGK=DPS集中投入でしたが、秋にはマレーシア線へシフトしましたし、ARJ狙いで買ったものの機材変更の憂き目に遭った報告も見かけました。
ただし同社は30機近くARJを発注していますので、今後はA320の方が珍しくなるのではないでしょうか。
ちなみに参考までに、出発1週間前の購入でCGK→KULが9000円で出たので、直前でも費用面のインパクトは少なめです。
肝心なARJですが、元々MD-90で使用した生産設備の流用をしていたりエンジンもCF34ということもあって、機材自体は完全にアメリカの血を引いています。
部品類も見たことのあるシリーズが多く、目に見える範囲だとモノは普段乗っている機材と同じ系列のものが採用されていましたので、黙っていれば中国の飛行機とは思われないような気がします。
とはいえ、一つのものを長期間使うよりも、ほどほどのものを短期で更新する事が多い中国の市場を考えると、10年後にどうなっているのかは興味深いところです。
つづく
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