JA6VQA 日々新たに

趣味のアマチュア無線で海外との交信や写真などを中心に、日々感じることを書き綴ってみます。
 

FT8は大いにアナログ的

2021-01-13 18:13:03 | FT8
 FT8が発表されたのが、たしか2017年の5月だったと記憶しております。
 すぐに電波形式の変更届けを提出し、実際の運用を始めたのが6月20日に
KH0OOが初交信としてLogに残っております。それまでのLogはCWとJT65
が主なMODEでした。
 もう3年半も経過しております。当初はあんなPCが交信するものは無線では
ないとおっしゃる方も多かったのは事実です。
 最近遅まきながら始めた方から、実際やってみると面白い。奥が深そうだと
感想を述べておられる方もいます。
 実際これだけ世界中のHAMが夢中になっているのですから、面白いに違いあ
りませんし、未だ私も飽きもせず楽しんでおります。
 交信数にしても1万QSOはとっくに超えております。
 運用していて、何が面白いのかを時々考えます。

 たしかにMODEはデジタルモードですが、運用面からみると他のモードと同
じように、甚だアナログではないかと思うのです。
 運用しているのは人間ですから、当然そこには人間の感情が入り込んでくる
のは間違いないことです。
 雑魚のJAがコールして、相手をしてくれるDX局はどういう心理が働いて、こ
ちらのコールをクリックしてくれるのでしょう。偶々自分の他に誰もコールし
ていなかったから、呼んでもらえたのか、はたまた多くの局からコールされたが
こちらのコールを選択してくれたのか、知る事が出来れば面白いと思うのです。

 DXをコールする時も、相手の心理状態を考え、何時、どこでコールするかを
熟慮し、送信数周波数を決め、相手がRR73を送出するタイミングで、Enable
TXボタンを押すという配慮も必要でしょう。のべつまくなしに呼びだし送信を
続けるのがいいのか、ときとしては相手にこちらの一生懸命さをアピールする
ために呼び続けるのも効果がある事もあります。

 こうして考えてみると、意外と人間というアナログ的な面が交信成功につなが
る要因として存在する気がします。
 結構心理戦の様相が存在するところが、デジタル通信とは言いながら、アナロ
グ的一面があるところが面白さを増しているのではないでしょうか。
 このあたりは沢山の交信実績を重ねることにより、なんとなく身についてくる
アナログ的感覚があると思うのです。

 ひとは運用がうまいと表現するかもしれません。割と人より早くに呼ばれるこ
とを実感することもあります。
 ジャーそれは何なのかと問われても、なかなか答えるのは難しい気もします。
 やはり経験というアナログ的要素ではないでしょうか。
 また負けたと独りごちている毎日です。
コメント    この記事についてブログを書く
« 昨夜の40mFT8のAA1K(DE)はな... | トップ | Excelコールブック »

コメントを投稿

FT8」カテゴリの最新記事