さびしいクリスマス

　東京の孫たちもコロナのため帰ってこれません。これまでだと孫たちに付き
合ってトイザラスへプレゼントを買いに連れて行かれ手下りましたが、今年は
それもなく散財しなくて済んだのはよかったのか、やはり寂しいものです。

　なかにし礼さんが亡くなったとの報道。この人の作った歌が好きでした。
　今年の初めまではカラオケを歌いにスナックに出かけてたのですが、良く歌
うにが、ビューティフルメモリーという歌でした。もちろん作詞はなかにし礼
さんでした。元歌は菅原洋一が歌っているタンゴ調の曲です。もうひとつよく
歌うのがなかにし礼作詞作曲「風の盆」これの菅原洋一が歌っています。
　あの素敵な詩の新しい歌が聞くことが出来ないのはやはり寂しい。
　もっとも最近は健康上の都合で作詞もしていなかったとか。ビューティフル
メモリーも菅原洋一がむりに頼んで作詞してもらったといっていました。
　この歌の作曲は菅原洋一の長男が担当したとか。なんだか自分をその詩の中
に置いてみたくなるような感じがよいです。

　先日の作曲家中村泰士さんの訃報といい、昭和の思い出がどんどん細ってい
く感じがして、これも寂しいものです。

　年末恒例のNHKの紅白歌合戦ももう見なくなりました。知っている歌い手さ
んが1/3もいなくなり、良く歌詞も聞き取れない集団が早口で、カタカナ語混じ
りの曲が大半で、もう老人は相手にしていないのでしょう。
　これも世の流れでしょう。世の中の隅っこでおとなしくしているのがよさそ
うです。これも寂しいものですが、致しかたありません。