JA6VQA 日々新たに

趣味のアマチュア無線で海外との交信や写真などを中心に、日々感じることを書き綴ってみます。
 

民族の違いによる音声帯域

2015-12-06 12:22:31 | 無線
 最近IS関連で欧米の指導者が演説している
映像がよくTVに映し出されます。
 その中でイギリスのキャメロン首相の音声がとても高
いのが気になります。
 私が最初にイギリス人の発する英語は意外と高い声だ
と思ったのは若いころエリザベス女王が日本に来られた
時にメッセージを読み上げられた時でした。1975年だっ
たそうですが、頭のてっぺんから声を出しているように
聞こえてびっくりポンでした。
その後本などでイギリス人の英語は周波数が高いために
日本人には聞き取りにくいということも知りました。

 ネットで調べたらこんな表を見つけました。

 出展はここ
 この表を見るとまさしくイギリス人の音域が高い所に
あるのがわかります。
 日本人は意外と低い音になじんでいるのですね。
 低音の魅力とかでフランク永井やバーブ佐竹が持ては
やされたり、ソフトな声として石原裕次郎が人気だった
りしたのもこんなところに原因があったのかもしれませ
ん。
 我々が楽しんでいる無線、特にSSBでもHiFiをといろい
ろ頑張っている人もいますが、これ見よがしに低音をひ
けらかす局もいます。イギリス人がこれを聞いても彼ら
の耳にはほとんどよく聞こえないということかもしれま
せん。
 生まれてからこの方、日本語の音域に慣れ親しんでき
たものにとってはあのキャメロン首相の声は聞き取りに
くいのは無理もないことだとわかりました。

 なお先ほどの音声帯域の表の出展のサイトをご覧いた
だくとさらに詳しい興味あることが書かれております。

 外国の人と音声で交信するとき、どんな音作りをして
いけばいいのかの一助になるかもしれません。
 しかしSSBの場合はTUNEする位置を自然に自分好みの
ところに置いていますし、CWでもやはり好みのピッチが
お互い違うのが普通ですね。
 パイルで勝つためには声の出し方も考える必要がある
のかもしれません。
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