JA6VQA 日々新たに

趣味のアマチュア無線で海外との交信や写真などを中心に、日々感じることを書き綴ってみます。
 

160mの9N7BM

2013-11-23 10:56:40 | 無線
 昨夜JA8BMKさんがクラスターにSelf spotで9N7BMを
UPしています。
 160mではまだ9NはQSOに至っていません。これま
でも何度かいろんな方がQRVしていますがどれも聞くこ
とができませんでした。
 昨夜11時過ぎからFTDX5000の受信アイテムをいろいろ
試しながらワッチしました。
 11時40分過ぎにかすかに信号を聞き取れました。
 もちろんコールできるほどの強さではありません。
 UP2でJAが盛んにコールしています。果たして交信で
きているのかわかりませんが、聞こえるところにはそれ
なりに電波は落ちているのでしょう。

 160mのアンテナは1/4λのハーフスローパーです。
 別に受信アンテナが欲しいのですがありません。
 160mはノイズレベルが高いバンドです。このノイズの
中から弱い信号を取り出すにはどうすればいいのかが問
題です。高いバンドでは弱い信号には受信アンプを入れ
ればいいことも多いのですが、160mのようにアンテナの
持つ開口面積の大きなバンドでは受信アンプは反ってノ
イズアンプと化します。
 弱い信号だからアンプを切ったほうはS/Nがよくなって
きます。
 FTDX5000は受信部のトップが4段階になっております。
 ANP1,2そしてIPO1,2です。これまでのFT2000にはなか
ったIOP2があります。IPOは高周波アンプを通さず、信号
を直接ミキサー回路に入れてやるための回路です。
 IPO1とIPO2の差異についてはマニュアルには書かれて
いないのですが、IPO2にするとIPO1よりゲインが下がり
ます。
 
 昨夜の9N7BMの信号が聞けた状態はIPO2にしてさらに
ATTを-12dBにしCONTを400HzにSETしてPICHを500HZと割と
高く設定して聞いておりましたら信号が浮かび上がって
きました。この状態に設定するとあの160mバンドのノイ
ズのバリバリ感はなくなり、決して静かではありません
が暗い闇夜にかすかに線香花火がみえるように信号が
聞こえてきました。
 高いバンドで弱い信号を聞くのとはまったく逆の操作
をしてノイズの中から弱い信号を聞き出すまた聞きだせ
るFTDX5000はなかなかのものです。

 今朝早い時間というか深夜には9N7BMの信号は良く届
いていたとどなたかのブログに書かれていましたが、
また挑戦してみようと思います。 
 
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