ツナさんの小部屋

団塊世代のおじさんの趣味や生活の一部を紹介します。同じ趣味を持つ人たちと交流できればうれしいと思います。

食の安全

2008年07月28日 22時05分07秒 | ツナさんの独り言
 昨日の大阪の読売テレビ系の番組「たかじんのそこまで言って委員会」で取り上げられていた、食品に関する安全について、感じたところを記してみたい。

 番組中では、元文芸春秋社の記者という人が出演して、公平に見てもかなり不安をあおるような物言いで、日本の魚の養殖業者や農家の野菜作りを批評していた。

 曰く「養殖ハマチを数切れ食べたら、身に含まれている抗生物質のため、風邪が治る。」とか、「日本の農家は、自分たちが食べる野菜は別に作っている。」などである。

 テレビ向けにかなり誇張してしゃべっていることは、ご本人も「すべての生産者がそうではない。」というようなことを言っていたが、それでも一般の消費者を不安に陥れるには十分な物言いであった。

 ご本人は、野菜は自分で作り、魚は自分で釣り、肉は信頼できる生産農家から直接購入しているらしいが、そんなこと現実にできないことは自明であり、評論家の三宅先生も終いには、かなりご立腹の様子だった。

 一時、中国の農家が自分たちの食べる野菜は別に作って居るとか、日本に輸出する魚は自分たちは食べないというような報道がなされたことがあって、今、中国産の食品は、その後の毒入り餃子事件や野菜の残留農薬事案のため、売れ行きが非常に悪くなったと聞いている。

 最近は、日本国内でも生産地の偽装事件が相次ぎ、食の安全に関する国民の意識はかってないほど高まっている。

 もし、野菜作りまでがこの元記者の言うとおりだとしたら、日本の農業の信頼は地に落ち、我々消費者は何も食べられなくなる。そして、農林水産省の役人達は、国民から厳しい批判にさらされることになるだろう。

 自分でかなりの規模の家庭菜園を作り、年間消費する野菜の80%くらいを育てている素人農家として、いつも心がけていることがある。今の気候、自然環境の中では完全無農薬で野菜作りをすることは不可能である。従って、できるだけ安全な野菜を作るために農薬は薄め薄めに施し、使用前期限をしっかり守り、害虫を見つけたなら手で駆除し、収穫した野菜はよく洗って食べるようにしている。

 私は、日本の農家や養殖業者もほとんどの人達が、自分の育てる野菜や魚・牛や鳥たちに対して、同じように愛情を持って育てていると思う。

 人がよすぎるだろうか。

 

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