9.11以来、テロと核を扱った記事や読み物が増えています。日経サイエンスに掲載された「濃縮ウランとテロとの関係」や、ロサンゼルスタイムスの社説の解説、テロリストになったつもりで書かれたというフィクション「テロリストが東京を襲う日」、さらには「核テロ」などを興味深く読んだのですが、COURRiER Japon 2007 #029に掲載された「テロリストが核を手にする日」は、それを遥かに凌ぐ戦慄のシュミレーションであり、このまま実行できるのではないかと思いました。
アメリカだけが、「世界」でしょうか? と問いかけるCOURRiER Japonの編集長である古賀氏は、アメリカは大きな国です。政治的にも、経済的にも、軍事的にも、世界をリードする立場にある大国です。戦後の日本にとっても、アメリカは目指すべき確固たる規範でした。終戦から60年。街には英語があふれ、アメリカのお店がいたるところにあります。日本人の多くにとっては、世界=アメリカでした。そう言ってもいいでしょう。でも、アメリカだけが「世界」じゃない。と述べています。納得できるね~ぇ。この考え方!
でも、COURRiER Japonは決して反米マガジンではないのです。世界には、いま192の国々があり、違う色の目、違う言葉、違う文化、さまざまな価値観が存在しており、国が違えば見方もいろいろです。日々起こる世界中のニュースを、「日本」というフィルターを通した情報ではなく、日本のメディアが伝える情報ではなく、海外のメディアはどう報じているのか?。世界は今の日本を見てどう伝えているのか?を知るうえで、これからも読み続けていきたいニュースマガジンなのです。
テロリストが、このシュミレーションに沿って核を手に入れたらどうなるんだろう?
ときどき、COURRiER Japonにもジョークとか娯楽の話題が掲載されていますが、もともとCOURRiER Japonの発刊趣旨とは、ちょっと違っているらしいよ。
2月15日号のテロリストと核のシュミレーショ、面白かったですね。ここまで具体的なシュミレーションだと、ほんとうに使えるかもですね。
現実的なシュミレーションだから、面白いと思いますが、ここまでの記事を載せてもいいのかなと思います。
世界のニュースが、興味深い切り口の記事で掲載されている点は新鮮ですね。
欲を言えば、ジョークとか娯楽の話題が掲載されると、なお面白いと思いますが・・・
450円で、そこまで求めるのは無理かな?