団塊世代 のアマチュア無線家

開局からの想い出と最近の出来事

電波少年誕生

2007年04月01日 | アマチュア無線
ドンシャリ音を追いかけていたある日、ふと目にした「モノの本」に
ワイヤレスマイクの製作記事があった。
今、ワイヤレスマイクと言えばTVスタジオやカラオケその他色々な場所で使われているコード無しのハンドマイクのことである。が、それは違っていた?

古い5球スーパーの部品を流用して、「離れた場所でもラジオで聞くことが出来るマイク」なのだと???「面白そう」と手を出すのに時間はかからなかった。

6WC5-6ZDH3A-12Fの中波AM送信機(?)の完成である!

当時マイクなんてシャレたモノは無い。16Cmのダイナミックスピーカーがマイクの代用品!少し離れた場所に5球スーパーを置き周波数を1500KHzぐらいにセット。

マイク送信機のパディングコンデンサー(周波数調整用)を恐る恐る廻すと突然
ラジオのスピーカーから「ピー・ギャー」と発信音が聞こえたのだ。
(これが「ハウリング」だと言うことは既に知っていた)

慌てず騒がずラジオのVRをハウリングが止まるまで下げスピーカーマイクに向かって「本日は晴天なりただいま試験中」

聞こえる聞こえる離れたラジオから自分の声が

電波少年誕生の瞬間である。又、その後の人生を決定付ける出来事でもあった。

電波少年局(?)開局時のRig.(左から807変調器、9R42J、5933TX)