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GMAP試験

2008-07-25 23:23:46 | 日本を元気にするアイデア
会社でGMAPという試験を受けました、GMAPというのは初めて聞く試験だったのですが、受けたのは「経営に関する専門知識の理解度を図るためのテスト」ということです。科目は
・マーケティング 
・経営戦略 
・人的資源管理 
・組織行動学 
・企業会計 
・ファイナンス
の6科目を各20分で、上から4つは30問、残りの2つは20問で計算問題も含まれていました。
テストを作っている会社が編集している「MBAマネジメントブック(ダイヤモンド社)」の第1部から第5部までに出てくる、キーワードをきちっと理解しておけばそこそこは出来ると思いました。

ただ、問題数が多く考えている時間がとれないので、マークシートと言えども重要な言葉はしっかり暗記しておいたほうが良いかもしれません。私は前日が休日だったので朝から一夜漬けの勉強をしました。どれも普段の仕事となじみがない事がほとんどなので、たった一日ではちょっと勉強時間が足りない感じでした。
TOEICなどと違って、問題集が出回っていれば、短時間で傾向と対策がたてられるのですが、一度も受けた事が無い試験なので、個人向けの試験を実施していないためか、問題集は無いし、どうやって勉強すれば良いのかちょっととまどってしまいました。ちょっと時間をかけて、キーワードをきちっと抑えれば、難しい問題は無かったので、真面目に3日間くらいやれば、何とかなる試験だと思います。

どちらかというと、技術系の私としては、特にメーカーと言われる企業のマネージャーは、経営の基礎知識以上に、技術の基礎知識を理解する必要があると思っています。技術立国の日本を元気にするには、企業向けに技術の基礎能力を測定するような試験を作っても良いかもしれませんね。

競争優位のための基本戦略

2008-07-25 00:23:30 | キャリア開発
ハーバード大学のM.E.ポーター教授が、その著書『競争の戦略』の中で書いた、3つの基本戦略パターンについて、多くの経営戦略の教科書が引用している。
・コストリーダーシップ戦略
・差別化戦略
・集中戦略
の3つだそうで、この中で集中戦略は比較的狭いターゲット、特定の分野などに集中し、その中にコスト集中と差別化集中があると言う。

さて、個人のキャリア戦略に置き換えるとどうなるだろう?
・コストリーダーシップ戦略、
単純に考えると安い給料で働くことになってしまいそうですね。単位時間あたりの作業量とか質と考えれば良いのだと思う。例えば「この人は普通の人の3人分の仕事を一人でこなせるよ」と言われるような効率の良い仕事が出来る人、ソフトウエアのエンジニアなどにいらっしゃるような気がします。

・差別化戦略は、需要が多い分野でも他人より稼げるような、他人には真似出来ない、超一流になる戦略。著名人などはこの分類かもしれません。

・集中戦略はどうだろう、世の中では沢山の人は必要ないニッチな分野に集中すること。多くの人がやっている英語で差別化するとなると、相当頑張らなければならないが、大量な仕事は無いが、出来る人が少ない言語の翻訳が出来る貴重な存在みたいな人の事だろう。

凡人が取る戦略としては、集中戦略が良いかもしれない。もちろん、まったく仕事が無くなってしまうリスクもありえるだろうけど、集中戦略を2~3個用意しておけば、リスクも軽減できるかもしれません。

英語とは別に、みんながやっていないような言葉を勉強しておくと、何かの時に役に立つかもしれません。

キャリア開発 3つの要素

2008-07-23 23:07:14 | キャリア開発
「経営戦略」のビジネス入門書などを見ると、「企業の全社戦略として3つの要素に注目しなさい。」と書かれています。

1)ドメイン:どの事業分野で戦うか
2)コア・コンピタンス:企業の中核的な力
3)資源(リソース)分配:経営資源の配分

厳しい経営環境の中で、限られた経営資源(人、物、金)を使って自社が有利に戦える場所を選び、そこに資源を集中することが大切だということです。

個人のキャリア戦略も同じように考えてみるとどうなるだろう。
厳しい競争社会で勝ち残るには、自分の強みや将来性などを考えながら、限られた時間や資金を使って伸ばす分野を決めて行く。
なんだかもっともらしい感じがしますね。

でも、「競争社会に勝ち残る」なんて考え込んでしまい、ストレスになってしまっては、本末転倒、自分の興味がある事、趣味などから発展させて気楽に考えれば良いと思います。

例えば、趣味が無線なら、まず思い浮かぶ言葉は「電波」という言葉から「波」を切り口に考えることができる。「電波」だけではなく、「音波」や「振動の波」「光」「海の波」など物理現象もあれば、株価変動など「経済の波」まで様々な「波」が思い浮かぶ。「私のコア・コンピタンスは『波』だ!」と決めて自分の時間をつぎ込むことで、いつの間にか、差別化になるはずです。10年も色々な波について調べ続けたら、「この人に波の事を聞いたら何でも知っている。」という人になっているはずです。社内だけではなく、世の中で通用する力になっているかもしれません。

ボーっと空に浮かぶ雲をながめているのが好きなら、気象や地球温暖化、環境技術などに興味を持つかもしれませんし、空に関係するものなら、飛行機に関して詳しくなっても、伝統工芸の凧などを作れるようになっても良いかもしれません。子供のころから雲を見ているのが好きで気象予報士になったとか、パイロットになったとか、そんな話を聞いた事があります。

自分の「コア・コンピタンスは何だろう」なんて、あまり深刻に考えず、自分の好きな事、興味のある事に関連するキーワードをコア・コンピタンスにしても良いのではないでしょうか?ストレスにならない気楽に考えることが出来る分野こそ「コア・コンピテンシー」だと思います。

新東京タワーは必要か?

2008-07-21 12:52:05 | 無線
新東京タワーは地上600m以上、総工費500億円以上と言われている。
主にテレビ放送用の電波塔になるのだが、東京タワーと比較して、どれだけの違いがあるのだろうか?
TV放送はアナログ時代はVHFだったが、デジタル化でUHFになる、VHFよりもさらに直線性が強くなり見通し外には届きにくくなる。
東京タワーは333m、約300メートルとして、何キロ先まで届くだろう。受信用のアンテナが10mの高さにあるとする。
10mの高さのところに上ってタワーの先端が見える場所と考えれば良い。地球は丸いので遠ざかれば見えなくなる。計算すると約100kmとなる。
では、新東京タワー、東京スカイツリーの先端を600mとすると、約130kmと計算できる。倍にしても30kmしか範囲が広がらない。
関東一円のサービスをするなら文句は無いのだろう。
1000mのタワーなら約170km、1200mの高さで180km。

それなら、そこそこ高い山を利用したほうが、コスト的にも有利なはず。
神奈川県伊勢原市の大山、1200メートル以上の標高があり、関東一円が望める位置にある。ここに送信設備や放送アンテナを設置したとしても、500億円もかからないだろう。東京都内からマイクロ波で電波が届くし、近くまで道路もあるので、電力供給や光ケーブルを山頂まで敷設するのもそれほど難しく無い。メンテナンス費用もタワーほどかからないだろう。コストは非常に低くできるはずだ。

何も高いタワーなど建てなくても良いと思うのだが、コスト云々よりも、東京に新たなタワーをたてて、シンボルとしたいという理由の方が強いのだろう。新しい東京のシンボルのためのコストが、テレビ放送のコストに跳ね返って、最終的には消費者の負担増ということになるのだろうか?